第1517回 2025/2/9〜16の歴史ニュース
1、盛況御礼
先日からお知らせしておりました、伊達家のお宝特別公開、無事終了いたしました。
ガイドボランティアで協力していただいているイツメンも含めてですが、想定以上の集客でした。
お越しいただいた方には十分ご満足いただけたのではないかと思います。来年も継続していけたらいいですね。
さて、いつものようにヘッドラインの後ろのRはX(旧Twitter)でシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。
ちなみに前回はこちら。
2、ニュースヘッドライン
①宮城県多賀城市で古代多賀城の政庁復元へ R8
②福岡県那珂川市の観音山古墳群に蝦夷の墓か R6
③山口県下関市の西市御陵墓参考地がダム嵩上げによって水没か R9
④長野県飯田市のママ下遺跡で朝鮮半島由来の特殊なカマドを備えた建物跡を発見 R8
⑤大阪市の東洋陶磁美術館で「陶片クッキー」が話題 R3
⑥埼玉県久喜市の栗橋宿で土製品の模造銭が出土 R3
⑦香川県直島町の早崎水中遺跡で江戸時代の沈没船を発見 R3
⑧島根県松江市で国宝の松江城に並び立つ高さのマンション計画 R5
⑨中国安徽省で戦国時代の楚考烈王の墓を発見 R13
⑩東京都内で世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の登録3周年を記念するフォーラム開催 R1
3、行政手腕が試される?
いかがだったでしょうか。
今回も皆様の気になる話題もありましたでしょうか。
個人的には特に注目のニュースが多かったように感じました。
まずは①。地元の元旦の新聞トップニュースでした。
この辺りは宮城県知事の政治戦略みを感じるのですが、
それはさておいても、そこまでやるとは思いませんでした。
昨年は多賀城創建1300年記念の年ということで、南門の復元が完成したばかりでした。
そこにとどまらず、一番中心となる建物である政庁も続けて復元するよ、という話題です。
もちろんこれからスタートなので完成は20年後、ということなので
長生きしないと見れませんね。
続いては⑤の話題。
私も一度訪れたことのある東洋陶磁美術館ですが、何度でも訪れてみたくなる素晴らしいところです。
そしてこの再現度の高さ。
言われないと陶器と間違えそうなほどです。
ぜひこれは味も確かめてみたいですね。
最後は⑧の話題。
ちょっと外野から辛口で失礼しますが、ひどいですよね。
専門家で構成される諮問機関が、一度はOKを出しているのに
市民団体の反対署名をきっかけに再度の審議を要求する専門委員さん。
市の事務局にコントロールされすぎるのも困りますし、逆に現実と乖離した原理原則論ばかり主張して住民の権利を損ねるのも問題です。
すでに建設が始まっていますが、軟着陸はできるのか、行政手腕が試されますね。
ここで最後にお知らせです。
3月1日に宮城県松島町で歴史講演会をやります。
宮城県松島町町で3月1日に歴史講演会やります‼️
— 綱渡鳥 (@tunawtaridori) February 2, 2025
講師は東海大学の松本建速教授。得意のエミシ論を地元松島に引き付けてお話いただきます。
参加は無料ですが、会場のお席に限りがありますのでフォーム等でご予約くださいm(_ _)mhttps://t.co/WAWRJgiBb7
50名定員でのこりわずかとなってきたので、ご興味のある方はぜひ早めにお申し込みください。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。