古事記から学んだ「おかあさん」とは#185

子どもを授かってから
今まで苦手だった
掃除や料理をするようになった。　


最初は
かわいい我が子のためになら
苦手だった掃除や料理は
そんなに苦だとは思わなかった。


だけど
もともと苦手だったから
なかなか上手くできずに
失敗することばかり。


それに加えて、初めての育児に慌てふためき
全ての家事が
子どもが泣いては中断、中断、中断。　


一日の中で中途半端で終わってしまう作業が
どんどん積みあがっていく・・・
「あー、今日も荷物を出しに行けなかった」
「あー、今日も振り込みに行けなかった」


やろうと思ったことが
本当に見事にこなせない。　


会社員時代からしたら考えられないことだ。
こんなに毎日、
「やろう！」と思ったことを
終わらせられないなんて・・・。


その上
子どもはこっちの都合なんてお構いなしに
好き勝手なことを言ってくる。　
「お母さん遊んでー」
「お腹すいたー」
「どうしてもこれが着たい！何で乾いてないの？」


いつしか、 
そんな我が子にイライラするように
なっていた。　


「こんなにも私って怒りっぽかったっけ？？」


やりたくないことでも
頑張って取り組んでいるのに
こんなに一生懸命にやっているのに
何一つ上手くいかない。　


掃除は中途半端。
ご飯は毎度同じようなものばっかり。
家事をしている時に
子どもに話しかけられると
また中断される。
小さなことでイライラしてしまう。


そして、
そんな心に余裕がない自分に
毎日のように自己嫌悪していた。

それが永遠に続くような気がして
地獄だと思った。

本当に早くここから抜け出したかった。


「もう疲れた。もう子育てしんどい。」
その一言が言えなかった。　


「疲れた。しんどい。」っと言うことは
産まれてきた命に対して
無責任な気がした。


なにより
子育てをしていて「疲れた。しんどい。」
って言ったら
子どもを傷つけると思っていた。　


かわいい我が子を
傷つけたくなかったから
その一言は絶対に言っちゃいけないって
思っていた。　


だから、
気づかないふりをして
その気持ちをなかったことにしていた。


そうやって自分の本音を押し殺していたら

いつしか
「好きじゃない料理を
頑張って毎日作っているんだから、
こぼしたり、残したりしないでよね！」　
と、
子どもたちに押し付けるように
なっていた。


違うんだ。
本当はそんな気持ちを押し付けたかった
わけじゃない。　


ただ、
「よくやっているね。よく頑張っているね。」
って、言ってほしかっただけ。　


別に
掃除をするのが嫌なわけじゃない。
料理を作るのが嫌なわけじゃない。　


嫌いじゃないけれど、
苦手なその行為に
その時々で精一杯で取り組んできた私を
労ってほしかっただけ。


思うように進まない家事。
中途半端で終わってしまった数々の作業。
絵本を読んでいる途中で寝てしまうこと。


何一つやろうと思ったことが
満足にできない毎日だったけれど　
それでも一生懸命取り組んだことを
ただ褒めてほしかっただけ。　

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できない自分をも受け入れて
それでも前に進んでいくこと。　
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それを　「子育て」　って言うのかもしれない。


そして
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今までの自分ならできなかったことも
大切な人のためなら
取り組んでみようと思う心。
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その心のことを　「おかあさん」　って
言うのかもしれない。


この心を持っている人のことを
日本では　おかあさん　と呼んだのかもしれない。


だから、
子どもを産んでいない人でも
男性でも　「おかあさん」　になれる。　
　

古事記から学んだ「おかあさん」の意味は

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ヒの存在として、ヒを生み出す存在
　*ヒとは、赤ちゃんのようにいるだけで
　周りを幸せにする存在
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たとえ
部屋が散らかっていても
いつも同じようなご飯でも
子どもを小さなことで怒っちゃっても


私は最初から　「おかあさん」　なんだね。


大切な人のために
苦手だけれど挑戦してみようと、
やり続けてきたのだから。


その挑戦する姿が　「ヒ」　そのものなのだから。

ずっと、私が私に言ってあげたかった。

今日もおかあさんでいてくれてありがとう。


　🍀

昔の私のように苦しんでいるお母さんに
届けたいので
この投稿をシェアしてもらえたら嬉しいです🥰

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