今 "デザイナー" がLayerXに入るべき理由(2024年版)
こんにちは。すべての経済活動を、デジタル化したい野崎です。
LayerXでは組織開発をしている傍ら、プレイヤーとしてもプロダクトのデザイン、ブランド戦略・コミュニケーションデザインまでと、組織のデザインに関わる部分を全般的にみています。
今回は弊社CEOの福島のnoteをうけて、デザイナー版の今 "デザイナー" がLayerXに入るべき理由(2024年版)をお伝えしていければと思います。
現在のLayerXとデザイン組織
上記noteでもお伝えしているように、 LayerXは社員数は300名を超え、事業の方も組織拡大と共に、非常に伸びているのもあり、今期も200名以上の採用を行う計画をしています。
では、デザイン組織はどうでしょう?デザイン組織もこの1年半ほどで3倍ほどにデザイナー数が増え、各事業部(バクラク事業部、三井デジタル・アセットマネジメント(MDM)、AI・LLM事業部、コーポレート)で頼もしいメンバーが少しずつ揃ってきています。
しかし、3倍と聞くと結構増えたなという印象を受けると思いますが、「実はまだまだデザイナー足りていません」
というのも、もちろん事業が拡大し、デザイナーが増えたことにより各チームごとでやれることの幅も広がってきているのもありますが、デザイン組織としてLayerXのMissionを達成していくにはやるべきことが多くあるからです。
なので、ここからは各事業部それぞれのデザイン領域(プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、ブランディングデザイン)で、今ここが道半ばで、これからやっていきたいぞ!という所を紹介していきたいと思います。
バクラク事業部のデザインチーム
バクラク事業部にはデザイン部という名称で、プロダクトデザイナーと、コミュニケーションデザイナーが所属しており、それぞれでバクラク全体のCXを高めていくために日々奮闘しています。その上で、各デザイン職でこれから取り組んでいきたいことを一部紹介します。
コンパウンドなプロダクト体験の一貫性と、立ち上あがりの加速
バクラクは圧倒的な顧客理解からくる、ユーザー体験の作り込みを武器に成長を続けています。成長をこれからもより加速していくためには現在は以下二点の整備をしていくことが重要だと考えています。
コンパウンドなプロダクト群でも機能し、開発、立ち上げスピードを加速するデザインシステム
中途のプロダクトデザイナーが最速で立ち上がれるためのドメインキャッチアップの仕組み
バクラクは「プロダクト間の連携の良さそのものがプロダクトである」という考えがあるため、プロダクト間でのユーザー体験(細かい部分でいうと、コンポーネントレベルの挙動の体験や、デザイントークンの一貫性など)を統一していかなければいけません。また、よりスピーディーにプロダクトの改善をしていくためにはドメインへのキャッチアップをできるだけ容易にし。デザイナーが最速で立ち上がれるようにしていくことが重要です。
また話は少しずれますが、デザイナーが最適なユーザー体験をアウトプットしていくには、「ドメインへのディープダイブする力」「システム的な思考」「デザイン(ベーススキル)」が必要だと思っています。
バクラクをより顧客、社会に愛していただくためのブランドコミュニケーション
バクラクはその圧倒的な顧客理解からくる、ユーザー体験の開発のおかげで、「バクラクのファンです!」と言ってくださる方がとても多いです。
ただ、これは基本的には機能的価値からくるものが多く、これからはより情緒的な価値含め、顧客に届けていきたいと思っています。(もちろん体験が良いからとかだけではなく、常に適切な対応をしてくれているカスタマーサポート、営業の皆さんなどの対応も含めてファンになってくださってると思います)
なので今後のフェーズにおいては、バクラクをまだ導入してくださっていない未来のお客様や、既に導入してくださっているお客様に対して、「バクラクがプロダクトを通してどのような世界を作りたいのか」、「お客様の課題をどのように解決し、生活、仕事をどう変化をさせていきたいのか」などを各種ブランドコミュニケーションをアップデートをしていくことで、よりファンになっていただきたいなと思っています。
直近では、そんなブランドデザインや、コミュニケーションデザインをメインとしたイベントも開催予定なので、良ければ遊びにきてください!
三井デジタルアセット・マネジメント(MDM)のデザインチーム
三井デジタル・アセットマネジメント(MDM)では、デジタル証券を活用した資産運用サービス「ALTERNA(オルタナ)」というサービスを展開しています。
デジタル証券という新しい有価証券の仕組みを使って、金額が大きく限られた人しか投資できなかった大型不動産(ホテルやマンション)に、10万円からスマートフォンで投資できるというサービスになります。
MDMは資産運用サービスを提供する金融の会社ですが、実は内製でデザインが行われており、デザインチームも存在しています。
気になる方は以下をぜひご覧ください
そんなMDMのデザインチームで現在取り組んでいる、これから取り組んでいきたいことを一部紹介します。
よりデザインドリブンで、プロダクト品質を向上していくための型作り
ALTERNA(オルタナ)の更なる成長を加速させるためには、「型化をし、より質の高いアウトプットを効率的に生み出す」→「新しいチャレンジをする余白を生む」といった連鎖を生み出していくことが重要だと思っています。例えば、デザイナー同士のレビュー観点のリスト化や、ガイドラインの整備、チームで新機能などの仮説検証を素早く行うための仕組みなどがあげられます。
MDMのデザイン組織の認知情勢と採用
バクラク事業部と同じく、MDMのデザイン組織も実はデザインに力を入れていて、少しづつですが採用も進んできています。ただ、デザインチームがあることが広く知られていないというのが現状です。
こちらの記事のようにまだまだプロダクトデザインも、ブランド・コミュニケーションデザインも余白があり、事業・組織の成長を加速させられる部分が多くあります。そして、そのためには新しく仲間になってくれる方が必要です。
2024年度は特に、Fintech×デザインや不動産Techでデザインすることの面白さ、MDMでデザイナーをやる面白さを存分に伝えていきますので、ぜひ発信している記事や、開催イベントなどにも気軽に遊びにきてくれると嬉しいです!
直近MDMのデザイナーズに会えるのイベントはこちら!
AI・LLM事業部のデザインチーム
LayerXは2023年11月、企業や行政のLLM(大規模言語モデル)活用を支援するAI・LLM事業部の設立をし、大規模言語モデル(LLM)を用いてドキュメントワークを効率化する、ノーコード・ノープロンプト生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」というプロダクトを6月に正式リリースしています。そんなAI・LLM事業部がこれから取り組んでいきたいことを一部紹介します。
AIを前提とした、ユーザー体験の定義、実践
AIの技術的な進化は、スマホ以来の久々にユーザー体験の転換点であると感じています。今後さまざまな企業がアイデア、ユーザー体験を実現していくでしょう。
もちろん、弊社のAi Workforce(他事業部プロダクトも)もAI-UX(※弊社の造語です)、「AIを前提とした理想のユーザー体験」を定義、プロダクトに落としていく必要があります。
全てをAIに任せた体験といったシンプルな話ではなく、AIのできること、できないことへの理解、体験を構築すべき部分とそうではない部分(デザインで保管する部分)の見極めなど、ドメインへのディープダイブ×技術への理解×デザイナーの様々なスキルなど、より総合的な力が必要になってくると思います。
そんなAI・LLM事業部のデザインチームとして今後やっていきたいことを紹介します!….と言いたい所なんですが、実はまだAI・LLM事業部にはデザインチームがありません、とうかデザイナーがいません!
現在は、社内の別事業部デザイナーが壁打ちをしながらプロダクト開発を進めているのですが、プロダクトの立ち上げ初期からデザイナーがいることでより事業成長が加速できると思い、先日1人目デザイナーの採用JDを出しました!ぜひ初期から「AIを前提とした理想のユーザー体験」の追求、プロダクト成長を牽引したいという方がいればご連絡いただければと思います。を一緒に突き詰めていきましょう!
コーポレートのブランドデザインチーム
最後はLayerXのコーポレートブランドを守る、BXデザインチーム(ブランドデザインチーム)のこれからやっていきたいことを紹介したいと思います。
アウターブランディングのための、土台となるインナーブランディング
LayerXは去年、コーポレートブランドのリニューアルを行い、改めて自社の向かう方向性や、作りたい世界を整理と言語化をしました。
次のフェーズとしては、急速に拡大していく組織の基盤を固め、より社員から愛される組織にしていくための各種施策を行い、インナーブランディングをより加速させていきます。アウターブランディングをしていくうえで、色んなクリエイティブを通してブランドイメージを醸成していくことはもちろんですが、社員自身がブランドを体現し、LayerXという企業のストーリーの作り手となっていくことが、1番のブランディングだと考えています。
BXデザイナー千葉の熱いnoteもぜひ!
おわりに
今回は、LayerXのデザイン組織(各事業部のデザイナーごと)が2024年度やっていきたいことをほんの一部を紹介してきました。(全部書くと長すぎるので…)見ていただいた通り、各部署・デザイン職種ごとに解いてる課題やフェーズも異なりますし、弊社の福島も言ってましたが、LayerXの経営方針として、3事業部はそれぞれ、シナジーを過度に意識せず、独立的に経営されており、3つのスタートアップが1つの会社にあるといったイメージが実態に近いです。
だからこそデザイナー陣はそれぞれやることが満載ですし、活躍できる場所も多いです。もし今回のnoteを見て興味をもっていただければ、気軽にご連絡いただければと思います。お待ちしてます!