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吐露

115
初期作品
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2015年12月の記事一覧

脳内動脈瘤が見付かった母。
必要以上に心配されるのが嫌いな母。
焼き芋が大好きな母。
焼き芋を買って届けたけど留守だった母。
携帯電話を持って二十年の母。

夜にメールが届いた
「ありがとーく」

……番組になってる……
今日のはそれ以外問題ない 読めたしね。

そっか

海に還るよね?
いや、迷ってる
俺は土に還るかも。

今だから

色んな限界を超えた今
優しいメロディーと堕ちる詩に乗る。
樹皮の香りを嗅いで 様変わりする葉色とキク科の花に囲まれる。
素足に湿っぽい砂を感じて潮風に吹かれる。
僕の大好きなもの。
青色の君も。緑の靴下も。
僕の大好きなもの。

回り続ける時計の針に ぼんやりと気力の限界を感じていれば
真っ黒い大波に不意打ちを食らう
だけどまだ生きている。

いつの間にか深い濃紺の海中は僕の日常となり

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インパクト

仕事終わり 先輩に誘われる「いい店見つけたんだよ、一緒にどう?」素直に従う僕ら。
こじんまりとした店の暖簾をくぐり中に入ると控えめな店主が一人で迎えてくれた。
他に客もいないし やけに静かだと思い 耳をすますと厨房の方から小さなボリュームで井上陽水の曲が流れている。有線かなと思っていたら

エンドレスにランダム再生される陽水。

ラーメン屋でエンドレスに聞く井上陽水。

運ばれて来たラ

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雲に問う 嫌だなどうして流れ続けるのさ 止まってよ
待ってよ すぐに隠れないで 僕らの太陽
暖かくて強烈な君が好きなのに

優しそうな偽物の目より 温かい微笑みが好き
止まった雲から漏れる光が照らすもの

僕は本当を見るよ
君の中にいる僕にさえ うわべのものには白眼をむいて
黒い瞳に映る本当だけを見据えるんだ

太陽がそれを教えてくれる
本当を見せてくれる君が好き

反省文

単細胞な僕。
アナログな僕。
かつてのテレビやビデオは叩けば直る思考だった僕。

SNSが何の略語なのかも知らなかった僕。
電子書籍より重みを感じながら表紙や裏を眺め どんな内容なのか想像する時間や一枚ずつ指先で紙をめくる本を好む僕。

note利用も散々ためらって、いつまでもノートにシャープペンで書く作業を好んでいた僕。

誰かに伝わって欲しい。
誰かに共感して欲しい。
誰かの思いと繋が

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怖い?

私は普段たくさんの妖精達と暮らしている。
部屋は妖精達でぎゅうぎゅう詰めだけれど圧迫感はない。
みんな私を好んで側にいてくれるのだし
優しく愛らしい妖精達とおしゃべりをしたり一緒に眠ったりする時間は
心から安らげる私の日常だ。
外出好きな子は一緒に外出もする。

妖精達が消えた瞬間
素肌の上から下へ背筋に感じる冷気
肩には属性違いの何かの気配。無意識に両肩をサッサッと払う。

え?怖いって

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こころ葉

心に四つ葉のクローバーがあるとウィザードが教えてくれた。

探したことなら何度もあるけど摘んで良く見るとやっぱり違ってて
いつだってがっかり、本物を見つけた事なんて一度もないよ。

「死んでいない。咲いている。」
そう教えてくれた。

空中から真っ黒い大きな物体が勢いよく私に衝突した
大きな くちばしは私の心臓をついていた。

カラスは気を失い
私の体から どす黒い血液が止めどな

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ここにいるよ

五十人のそっくりな人の中から僕を見つけてみて
三十人のそっくりな人の中からなら見つけられるかな
七人ならどう?

僕の光は ほのか過ぎて
見過ごされてばかり
見て見ぬふりばかりで
見過ごされてばかり

僕もここにいるそう叫ぶけれど
声が小さすぎて風に消えてゆく

見つけて欲しいんだ。

そおっと近づいて
「明かりはこれくらいがちょうどいい」

そう言って
優しく眺めていて欲しい

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最近の私

計画性ゼロの私にも夢や野望があります。毛嫌いしている野心もあります。
なのでまずは小さな目標を叶えるべく 少しずつ動いています。

まずは作品に対して「興味深い」と思って頂ける方を3桁にしたい。
私は何事にも一生懸命に取り組む人間なんです。
けれど行動が鈍いといえば伝わるでしょうか…

フォローを頂いているのに気付いておらず、いつもスキを頂き
そのスキタイミングの早さに、まるで疾風のような

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無責任な愛

最近見かけなくなった近所の野良猫
グレー毛の縞模様のせいか遠目で見ると黒い
雄だったのか体格は大きめ よくある丸顔の日本猫
尻尾が実に立派で長く美しく波打つ

とても人懐こく 歩く僕に近づいてくる
初対面の僕に「撫でてくれや」と身を寄せる
元は飼い猫だったのかな などと思いを巡らせながら
丸い背中を撫でる
「もっと撫でてもええで」と気持ち良さそうに
アスファルトに横たわり和んでいる猫
さらに撫

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大掃除

世紀末に気が触れたか叫びまくるガキ
うるせえんだよと一喝するクソババア
ナイスだな ついでに親も黙らせろ。

あんたなら言いやすいから頼むわね
あんまりなめてんじゃねえぞ
この死に損ないが
俺に強制すんじゃねーよ。

優しいからつい自分の事ばかり話しちゃて
なんか、ごめんね?
チッ優しいからは余計なんだよ
てめえは自慢話がしたいだけだろ
毎回毎回反吐がでる。

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未完

僕は健全な人間じゃない
神経過敏
感情過多
数え切れないストレッサー
積もり積もるもの

大好きなモンブランとか食べて
たくさん寝て、そしたらまた明日から頑張れる!

そんな人間だったら書いていない

「美しいものを美しいと感じること」
素早く反応出来る時もあれば
心にシャッターが下りている時もある

僕は健全な人間じゃない
圧倒的な邪悪
イガイガする心
数え切れないストレッサー

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何故かしら

僕に会えてうれしい?
こんなに朝早くから一緒で幸せ?
僕と一緒で楽しい?

あの頃は
何故かしら 許された

僕にぴったりな君
私にぴったりな君

あの頃は
許された 何故かしら

お似合いな僕ら

私に会えてうれしい?
こんなに朝早くから一緒で幸せ?
私と一緒で楽しい?

僕だったから
私だったから
時も忘れて 盛り燃焼

くすぶる僕を くすぶる私を 放置して

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