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達者になりゆく

こんにちは。ご無沙汰しています、つむです。
何と申しますか、創作意欲というものはまるで流れゆく水の如し。
湧き出すこともあれば、干上がることもあるというものです。

平たく申しますと、平坦な日々は穏やかに柔らかく過ぎ去る物で、その暖かさを享受する日々というものは想いに山も谷もなく窓辺に差し込む陽の光に寝そべり大きく胸を膨らませて息を吸い込んだ後にとろりと微睡むような

あ、すみません平たくないですね。

もう一度平たく申しますと、平穏で平和な日々にはネタがないってやつですね!スランプ!個人的には良いスランプです!
noteには珍しいであろう筆無精のこのつむは、こういったネタ切れがありやすいわけです。

いかにネタがないかという話については、これだけでかなりの文字数を稼げそうで謎の才能を開花させることもできるんじゃないかなんて、
そんな考えも先程は頭に浮かびました。
生来の飽き性であり、何かを完成させようという気持ちがないほど筆が進む。

まぁ指なんですけどね。スマホで書いているわけです。もし筆だったら3文字でコーヒーを淹れに席を立ち、そのままウクレレをポケペンポケペンしていることでしょう。任せろ。

さて、このように実にフヨフヨ浮き立つ性質のこのつむですが、子供に対してはまぁまぁ厳しいところも持っています。
うちのなかなかに俯瞰した視点を持つ息子はですね、世に溢れる5歳児の特徴を色濃く打ち出す瞬間があります。
その特徴とは「ご飯を食べずにお菓子を食べればいいじゃない」です。
かのフランス最後の王妃マリーアントワネットの言葉には大喜びすると思います。
甘い物が大好きな一般的なちびっ子です。
しかし親の目線から見ると菓子ばかり食ろうては、今後の成長に不安も感じるわけです。
血糖値の急上昇は怖いものです。
ですので、息子に激甘のこのつむも「ご飯とお野菜とお魚(orお肉)を少しずつでもきちんと食べなさい」という教育をいたします。

さて、昨日もまた夕飯時に、一口か二口食べて飽きてきた息子に、「お菓子やアイスはしっかりご飯を食べてからにしなさい」と言い渡しました。
すると、息子は言いました。
「わかったよママ。ご飯を食べるね。
だけど、僕はもうお腹がいっぱいなんだ。だって僕はまだ5歳。小さな子供なんだ。
だからママ、ママはとっても優しいよね。
ママは優しいからきっと『無理しないで少しだけでいいよ』って言ってくれるって信じてる。
僕はママを信じてるよ」

ママは感心しました。
なるほど、これはすごいね。なかなか高度な構文だ。

まずは相手の言うことを承諾するように見せる。
次に自分の身体スペックがまだそう高くないことを説明し、お腹のリソースが割けないと説明する。
そして相手の要求レベルを下げるように交渉する。
最後に交渉の承諾を得られるよう、相手に信頼を示して良心に訴えかけながら念押しする。

5歳ってすごいな。お手本のような話し方だ。天才か?
保育園の先生がこのような話し方をしていることは明白。
いい園に入れることができて、有難いかぎりです。

「君はなんて賢いんだろう。素晴らしい話し方だね!」
母に褒められると、息子はとても嬉しそうな顔をしました。
その瞳は期待と希望に満ちており、頬っぺたはぷくぷくと持ち上がって、さくらんぼ色の唇が綻びました。
とても愛らしい今日一番の笑顔です。
彼は、母の次の言葉をニコニコと待ちました。

こんな顔見たら、こう言うしかないじゃないか。

「いいから、はよ食べなさい。親を説得してより簡単にお菓子を得ようとしないこと。」
息子はくっそおおおと言いながら心底悔しそうな顔をしていました。
最近は隙あらばこんな口頭の合戦をしかけてくるようになり、化かしあいのようなゲームも楽しんでいます。
まだ負けないよ!かかってきな!

これにて本日はここまで。
お読みいただき有難うございました。ペケポン

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