綺麗な話し方だろ。4歳なんだぜ、これ
数字をなかなか覚えない飽きっぽい息子になんとか数字を覚えさせようとしているこのつむは、毎日所々で数を数えさせながら頭を抱えたりしています。
なんでだ、、なんでなんだよ。
なんで忘れちゃうんだ…!
カブトムシとかクワガタとかはやたらと覚えたのに!
あっちの方が似たようなの多いのに!
気がつくとギャグになっちゃって笑ってるのはなんでだ…!
そんなオモロイ日々を過ごしていたわけですが、今日は驚きました。
「ママ、今日は『けん』を作ったんだ。swordのけんじゃないよ。ticketの方」
と話したのです。
ちょっとびっくりです。
つむ的に解体するとですね、息子は1つの話題で3つ凄かった。
①「けん」という同じ読みの日本語の二つの言葉の英語の語を知っている。
②「けん」が表すものを英語で言い換えて正しく伝えた。
③「けん」と言うと誤解があり得ると予想し、先んじて伝えた。
かなり高度です。「分かりやすいように噛み砕いて説明する」をしました。
実はこれが出来ない大人はザラにいます。
どれだけ話しても、どう話しても、相手が誤解している語が他の言葉でなんというのか説明出来ない方は実は結構多いです。
何故か同じ説明がぐるぐるします。
そして「誤解があり得る」と予想することも。
これも出来ない大人はもっと多く、もしかすると出来ない大人の方が多いのかもしれない。
つむもその機雷がありますが、「自分の言葉は正しく伝わっている」と根拠のない前提。
これは打ち消すために「大体伝わっていない」と前提を置き直す必要があります。
いくら噛み砕いたからといって、「誤解があり得る」予想が抜けていてはコアなポイントを指定出来ず、ただ長くてやたらと丁寧な、むしろ分かりづらい説明になってしまうこともあります。
こういったコミュニケーションで起こり得る不足と過剰がない、実にスマートな説明を彼はしたわけです。
4歳にして!!4歳児にも関わらず!!
なんということでしょう!
100点満点です!
なんですかね、天性の才能を感じます。
親はなかなかの過剰と不足の組み合わせだと言うのにですよ。
あ、ちなみに父母とも過剰と不足を持ち合わせています。
我々夫婦の間ではおそらくフィーリングで通じ合っているが、情報が通るのはそのずっと後のことです。
こんな父母の独特なやりとりを見てるってことでしょうか。
親をよく見て、最適な話し方を編み出したということでしょうか…!
親が話してるのを聞いて、「多いな」「少なすぎる」「こういうところで勘違いするんだな」とか思いながら聞いているのでしょうか…!!!
こんな一言で、とか思われるかもしれませんが、
彼のコミュニケーション能力は結構凄いものがあります。
子供ってのはワーキャー騒いで、夢だか本当だわからないようなことを話すものだと思いませんか?
彼は特に賢しげでもなく子供らしい話し方であるものの、何らかの構造を理解しているかのような、そんな話し方をするのです。
もしかしたら保育園の先生がそういう話し方をしているのかもしれないです。
が、にしてもそれを学習してすぐに使用しているわけです。
その適用の的確なことが、まず素晴らしい。
少々親バカではありますが、段々と話し方が洗練されてくる息子に驚かされるばかり。
そんな息子がパパにこのように語りかけました。
「パパ、子供だって大変なんだよ。保育園行ったり、水分補給したり、眠ったりしなくてはいけないんだよ」
パパはこう答えました。
「大人だってそうだ」
なんていうか、うーん、3点。