「毎瞬毎秒、決断していること」
---人生のレシピ---
悲観的見方は好きではない。
思い通りに行かなくても
先へ進もう。
雨になると思ったら
本当に雨が降るものだ。
クリント・イーストウッド
------メッセージ-------
私たちの物の見方や考え方は、
ちょっとしたことで、
大きく変わります。
たとえば、あなたがコンビニに
行ったとします。
あいにくこの時間、
店員は店に一人。
レジに並ぶと、その若い店員の
対応がとても遅いことに
気づきます。
しかも、表情も暗く、
元気がありません。
商品を袋に入れるのも下手で、
おつりも間違えている様子。
この時、あなたはどう思うでしょうか?
「なぜ、こんな不慣れな若い人に
レジを任せるんだろう?」
「この店の教育はなっていないな!」
そして、あなたの順番が
周ってきました。
あなたは我慢できず、
その店員に声をかけます。
「すみませんが、もう少し早く
できませんか?後ろの方も
急いでいるようですので!」
そうすると、店員はこう答えました。
「ついさっき、家から電話があり、
父親が病院で息を引き取ったばかり
なんです。
それで動揺していて、すみません。
もうすぐ、お店のオーナー来ます。
そうしたら、交代します。」
その答えを聞けば、
あなたの考えは大きく変わるはずです。
きっと、「それは可哀想に」と、
「早くオーナーが来て、帰らせて
あげたい」と。
これをパラダイムシフトと言います。
このように「物の見方、考え方」は
一瞬で変わるものなのです。
決して、固定的なものではありません。
あなたが変えようと思ったら、
今すぐにでも変えることが出来るのです。
状況を悲観的に見るのか、
楽観的に見るのか、
あなたは選ぶことが出来ます。
その「選択」こそが、
あなたの成功のレシピとなるのです。
アンソニー・ロビンズは教えてくれます。
私たちは、毎瞬毎秒、
常に3つの決断をしていると。
それは、
1、何に焦点を当てるか?
2、それはどういう意味か?
3、どう反応するか?
を。
あなたが欲しい結果を得たいなら
欲しい結果に向かう行動をしたくなる
意味づけを持てばいい。
ストーリーはいつでも変えられる。
人生は見ているとおりの状況になる。
ハリウッドを代表する映画人、
クリント・イーストウッドは
高校を卒業後、
木材の伐採、トラックの運転手、
ナイトクラブのピアノ弾き、
軍隊などの仕事を経て、
俳優になりました。
与えられる役は
いつも汚れ役だった。
数年後、映画会社との
契約が切れる。
彼は日雇の労働をしながら、
俳優の仕事を続けた。
役は何でも引き受けた。
映画の仕事がなく、
ついにはテレビドラマの
西部劇の仕事を引き受ける。
その役で彼の演技が
認められた。
そして、ヨーロッパから
出演のオファーが来た。
34才、彼はイタリア映画で
西部劇のスターになった。
41才、母国アメリカに戻り、
「ダーティー・ハリー」に主演。
映画は大ヒット。
映画の主人公ダーティー・ハリーも
どんな事件も引き受ける、
汚れ役だった。
「俺の仕事は汚れ役ばかりさ。」
(ダーティー・ハリーより)
『アルカトラズからの脱出』
『パーフェクト ワールド』
『マディソン郡の橋』など
多くの代表作のほかに、
60才 『許されざる者』で
アカデミー賞を受賞、
74才 『ミリオンダラー・ベイビー』で
2度目のアカデミー賞受賞。
80才を超えた今も、
映画に出演したり、
監督作品を発表している。
あなたの人生を変えたければ、
行動を変えればいい。
あなたの人生を
大きく変えたければ、
物の見方、考え方を変えればいい。
パラダイムはシフトできる。
いつでも、すぐに。
ワクワクした気持ちも、
楽しい気分もあなた次第。
状況は変えられないが、
パラダイムは変えられる。