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超人気アイテム【マジ・スク】のパチモンではありません!

2024年の春、たしか静岡ホビーショーで話題になった【マジ・スク】。
半年たちますが今なお、人気商品で売り切れショップが目立ちます。

とても良い商品です。


でもね、アルゴファイルジャパン株式会社さんが【マジ・スク】を販売する以前から売っている同系商品

【ワークフィニッシャー WF-620】

を忘れないで欲しい!

商品レビューで
 ・【マジ・スク】と間違えて購入してしまった。
 ・紛らわしい、パチモン
ってコメントがあって悲しいです。

アルゴファイルさんも嘆いています。2017年のコメントですよ。


私が今回お勧めしたい工具は、こちらです。
【アルゴファイルジャパン株式会社 ワークフィニッシャー WF-620】
【アルゴファイルジャパン株式会社 マジ・スク】ではありません。

※【マジ・スク】は良い商品です。でも人気があって入手が難しく、転売屋に注意して下さい。ご興味ある方は定価2,970円で購入可能なタイミングを待つ事を検討してみて下さい。

これから【ワークフィニッシャー WF-620】の良さを説明するので、ご検討材料の一つとして読んで頂けると幸いです。

【マジ・スク】はこちらです。


現在、作成中のキットを使って説明したいと思います。

■ファインモールド 1/72 F-4J ファントム マリーンズ

まだ組立て始めたばかりなのでのですが、パーツ精度がもの凄く高く作りやすいと個人的には思っています。ですが、パチビタ(パーツとパーツがキッチリと合わさる)にする為には微細な調整が必要だと感じています。

ランナーから切り出してゲート処理だけだと微妙な隙間や、適正場所にハマらない感じ。

【F-4J マリーンズ】は限定品の為、レア価格になってしまいました。
自分が買った時は、逆に人気なくて安かった

沢山種類が販売されているので、ぜひ好みの機体を見付けてみて下さい。

キットが繊細なだけに、不要なパーティングラインも繊細。しかし、こいつが邪魔してキッチリとパーツ同士が合わさらない。ヤスリ(紙ヤスリを金属板に貼って使用)だと、余計な箇所を削ってしまうので【ワークフィニッシャー WF-620】の出番です。

このパーツのパーティングラインを削りたい
赤丸の白いラインだけを削りたい
プラモデルの宿命、パーティングライン
ス~~となでる感じ
力は不要

基本的にナイフと同じ使い方で問題ないのですが、刃先の角を当てて撫でるだけで大丈夫です。むしろ余計な力は不必要に削ってしまいパーツ精度を狂わせてしまうのでNGです。感覚が慣れるまで重力だけで撫でたいです。具体的に説明すると指二本でワークフィニッシャーを持って撫でるくらいで様子を見て下さい。ちゃんと刃を当てていれば削れるのが分かると思います。削っては組み合わせて、様子を見つつの工程を繰り返すとあら不思議!

理想の状態に治まりました
パチビタだから接着してなくても落ちません
最終的には接着剤は使用するけど、仮組が楽ちん


【マジ・スク】は不要で【ワークフィニッシャー】だけで良いのでは?


って思うかもしれませんが、両者の違いは刃先の形状が違うんです。

■刃先の形状違いの説明
 ・ワークフィニッシャー:刃先が平らで角を利用して削る。厚みがある為、安定感があり刃先が食い込みにくい。

 ・マジ・スク:刃先がナイフの様な形状。


【ワークフィニッシャー】は刃先が平らだから、下記の様な際に刃を当てにくい。

無理すると、不要な場所に刃が当たってしまう

じゃあ、【マジ・スク】だけあればいいじゃん


って思いますが、ホビーショーで実際に使用した感じでは刃先がナイフ形状なので、よりナイフ的な使用感が強いと個人的に感じました。刃先が薄い為、繊細な扱いが必要。パーツに当てる角度により、食い込む恐れがあり不必要に削り過ぎてしまう。以前から【ワークフィニッシャー】を使用している自分としては【マジ・スク】の必要性を感じなかったので購入を見送りました。だから「マジ・スク」は持っていません。こんなに人気商品になって入手難度が上がるとは思いもしなかったです。

刃先が違う以上、使い方やメリット・デメリットが存在します。アルゴファイルジャパン株式会社さんが、現在も両方の商品を販売しているのは要望や需要があるからだと思います。


もし【マジ・スク】に興味がある方は【ワークフィニッシャー
WF-620】にも興味を持って頂けたらと思い記事にしてみました。

上からデザインナイフ
青&ピンク 100円ショップ
下がワークフィニッシャー

個人的な感想ですがデザインナイフだと削った面は毛ば立つ感じがします。ですが、ザクザク削る際は有用で必要な工具です。

100円ショップ(青とピンク)で買ったナイフは刃先が薄すぎて、カンナ掛けをすると刃がビリビリと振動して精密な加工に向かないので使用していません。(こいつの悪いイメージがあってマジ・スクを入手しそこなった!)

ちなみに私は、合わせ目消しに【ワークフィニッシャー】は使用していません。使い捨ての紙ヤスリを使用してます。繊細な作業が必要な時だけに使用しています。合わせ目消しにも使えますが、無駄に刃先を悪くしたくないからです。使い方やコストの考え方も人それぞれでなので、自分の道具を見つけるのも楽しみ方のひとつだと思います。

道具は実際に使ってみないとわかりません。
個人的な感想と意見となりますが、誰かのお役に立てればいいな~と思い書いてみました。

※note開始から83日目  -P0020




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