写真を捨てるということ
#写真 #捨てられない #思い出を引き出す #音楽 #匂い #ぬくもり #場所 #人によって #気分によって #変わる #忘れない #思い出さなくなるだけ
どうも。土日だと、どうしても投稿が遅くなりがちの、じーもです。
さて突然ですが、みなさん。写真、捨てられますか?(いつもは前置きが長いので、今回はズバッと!笑)
自分の若かったころの写真。幼かったころの写真。もうこの世にはいなくなってしまった人の写真。
え?今はデータだから消す必要がない?うん確かに。まあそれはさておき(今日は都合悪いことは聞き流す日 笑) 写真と思い出。音楽と思い出。匂いと思い出…。思い出に関することについて、今日は振り返ります。
写真を捨てるということ
実は、最近。写真を整理する機会がありまして。(正確に言うと、私ではなく家族が整理するのを手伝っていたんですけど。)そのときに、ふと、写真を捨てにくく感じてしまっている自分に気付いたんです。
どうしてだろう?って思いました。
その人との思い出が消えてしまいそうだから?その時の思い出や、その瞬間が無くなってしまいそうだから?
なんだかわからないけど、自分だったら捨てられそうにない…。そう思っていたんですけど、こうも考えることができました。
「あ、写真って、このときの気持ちを思い出させてくれる"モノ”なんだ」
だから、写真=思い出、じゃなくて。写真=思い出を引き出す"モノ”、なんだって。写真を捨てたとしても、思い出が無くなるわけじゃないし、その人との関係が変わるわけでもないって。
そう考えると、少し気が楽になった気がしたんです。
思い出を引き出す"モノ”
他にも、思い出を引き出してくれる"モノ”があります。
私は、音楽が好きです。高校生のころ、RADWIMPSさんの「有心論」という曲を聴きながら大学推薦入試の志望理由を書いていました。そして、入試当日は電車で、同じくRADWIMPSさんの「最大公約数」を聞いていました。すると、その2曲を聴けば、鮮明にあの頃のことを思い出すことができます。
志望理由書の内容を、座るいすをクルクルさせながら考えたあの日のことを。県外への入試で、一人で行く心細さと、入試の終わった後の安堵感で、心地よい疲労感があったあの日のことを。
旅行の時もおすすめです。新婚旅行で、オーストリアとフィンランドへ行った時のことです。普通、海外ですから、ムードを醸すためにJ-POPなどは聴かないかもしれません。でも私は、あえて、槇原敬之さんの「Elderflower Cordial」を聴いていました。すると、やはり、今でもその曲を聴くと、列車で移動しながら窓の外を眺めていたあの時間を思い出すことができます。
人によって、その時の気分によって、思い出を引き出す"モノ”は変わります。それは何かの匂いかもしれないし、誰かのぬくもりかもしれない。もちろん、場所が思い出させてくれることもある。
みなさんにとっての 思い出を引き出す"モノ” って何ですか?
忘れてしまうということ
じゃあ、思い出せないもの。思い出を引き出す"モノ”が無くなれば、その思い出を忘れてしまうということなんでしょうか?
私の答えはこうです。
「一度あったことは忘れないものさ、思い出せないだけで」
これは、映画「千と千尋の神隠し」に出てくる銭婆(ぜにーば)の言葉です。もしかしたらピンと来た人もいるかもしれません。
そう、たとえ"モノ”が無くなっても、思い出せなくなるだけ。消えるわけでは、決してない、ということ。私は、この考えが好きです。
だから、その人との大切な思い出や、あの瞬間の幸せな気持ち。きっと、命尽きるまで、消えることはないと思うんです。
最後に。
今日は、思い出に関することを「写真を捨てる」という行為から、考えてみることにしました。みなさんにとっても、考えるきっかけになったのであれば、幸いです。
以上。今日もありがとうございました。よければまたお会いしましょう。では。