心と体の健康の話③完@わたしが経験した“うつ”
#心 #健康第一 #教員 #うつ #私の場合 #やっぱ元気が一番 #周りの人に感謝 #不器用というか情けないというか #気付けてよかった #安全も大事
どうも。思いのほか、このシリーズが長くなっちゃって自分でも驚いている、じーもです。
タイトルにある通り、こちらは続きの記事になりますので、よければ、これまでの記事も読んでみてください。あ、今までの記事を読んでここまで来てくださった方、長いこと読んでいただき、ありがとうございます。
これまでの記事2つは、主に、”うつ”になるまでと、”うつ”のその後について、サラッと書いてます。ここでは、その経験の中で気づいたことや、今の捉え方について書きます。
人生の結論
「健康第一」
以上です。(笑)
だってね。ほんとにそう思うんですよ。どれほどやりたい想いが強くても、どれほど誰かのためになろうとしても、結局自分が健康じゃなきゃ何一つ実現できないんですよ。
よく、「他人を満たすためには、まずは自分から。」って言うじゃないですか。「自分を大切にできない人に、他人は大切にできない。」とか。あれって、ほんとその通りだと思います。結局、自分が満足してるから、もしくは、自分を満足させるために、相手へ意識が向くと思うんですよ。
ひとつ面白い考え方がありまして。平野啓一郎さんの「分人主義」って考え方です。ものすごいざっくり説明すると、人は、相手によって自分を変えるんじゃなくて。相手が、その人と接するとき用の自分を引き出してくれてる。って考え方です。そこでは、誰かの「死」に関しても、相手がこの世からいなくなることで、その人の分人(相手によって引き出されている自分のことをそう呼んでます。)が引き出されなくなることが悲しくなる…みたいな。
ちょっと難しいんですけど。ていうか自分もはっきとはわかってないかもしれないんで、また読みます。(ちなみに、「私とは何か~個人から分人へ」講談社現代新書 です。よかったら読んでみてください。)
なんでこの話をしたかっていうと…なんでだっけ?(冗談です笑)結局、まずは自分が大切で、自分を大切にしないと守りたい人や成し遂げたいことができないよ、って話です。それに加えて、分人主義の考えに基づくと、相手によってコロコロ変わってることを「相手によって使い分けてる」とかって思わずに、自然とそれを受け入れればいいんだよ、ってことです。
ということで、こういう話は考えだすとキリがないので、次へ進んじゃいましょう。(笑)
"うつ”のよさ
うつって、結構ネガティブなイメージがあると思うんですよね。社会的に言うと、保険が通りにくくなったりとか。(笑) もちろん忘れたい人もいるだろうし。(経験の捉え方は人それぞれですから。)でも、ここでは、あえて、うつを振り返ってポジティブな面を書いてみたいと思います。
私がうつを経験して、よかったことは3つあります。①自分を見つめなおすきっかけとなったこと。②家族や周りの人たちの大切さに気付けたこと。③うつという経験ができたこと。(③はやや誤解を生むような表現かもしれませんが、自分の経験の一つとして、いいきっかけとなったという程度で受け入れていただけると幸いです。)
まず1つ目。自分を見つめなおすきっかけとなったこと。
これってたぶん、まじめな人に陥りがちで。意外と他人の期待とか自分の環境とかから、自分の気持ちより、他の要素で仕事とかを決めて今に至っている人とかいると思うんですよ。(もちろん、それでも本人が納得していることであればいいと思うんですけど。)自分の場合もそうで。考えてるつもりではあったんですが、なんとなくで高校決めて、なんとなく大学決めて、なんとなくで社会人になっちゃった。(ありがたい縁をいただいた結果ではありますが。)だから、そんな自分にとっては、ほんと、いいきっかけになったんですよね。
2つ目。家族や周りの人たちの大切さに気付けたこと。
これは、ほんとに、(自分の場合は)、家族を大切にしたい。って思えたんですよね。というか、結局一番最後に頼ったり、支えてもらえるのは家族なのかなと。(もちろんそうでない場合もあると思いますよ。)だから、もし、家族がしんどい場面があれば助けたいと思いますし。そもそもそういう心境にならないように気を付けたいと思っています。
3つ目。うつという経験ができたこと。
これは、自分にとっての視点が増えるという感覚に近いです。もちろん程度に差はあると思いますが、経験していない人よりかは想像しやすいのかな、と感じます。人間、実際に経験をしないと気付けない(腑に落ちない)ことがあるのは、悲しい気もしますが…。でも、気付けないよりは、どうあっても気付けた方がいいと思います。飲み会の場面の「飲みたい人や飲める人が飲む」みたいな感じで、まずは「分かり合える人と分かり合う」ことが大切なのだと思います。もちろん、その考えがみんなに浸透すればいいんでしょうけど。そういう意味では、貴重な経験だったのかな、と思います。現代社会は、けっこう大変で、みんな気持ちをすり減らして生きているところがあると思うので。
安全も大事
実はもう一つだけ、人生に大切なことがあると思っていて、それがこれ。
「安全第一」
両方とも似たような言葉ですが。(笑) 要は、本人が気を付けていて、健康であっても、命を奪われたり、奪ったり、その人の人生を変えるきっかけになってしまうってことです。
意外とね。毎日を繰り返していると、車の運転がちょっと雑になっちゃったり、「これぐらいいけるだろう」って思って注意散漫になりがちだと思うんですよね。疲れもありますし。それに、人間が怖いところは、頭と体が連動していないときがあるってことです。つまり、頭は20代の時と一緒。でも体は40代になっていて、言うことをきかない、みたいな。たぶん、運転とかも一緒です。だから、自分も気を付けます。
最後に。
いや~長くなりましたが、ようやく、区切りがついたような気がします。今回は一気に書き上げました。最近感じるのは、こうやってnoteに書いていることで、自分を振り返ったり、改めて問い直すことができていると思います。(読んでいただいているみなさんがいるおかげでもあります。ありがとうございます。)
では、本当に長いお付き合い、ありがとうございました。(noteは続けますよ?笑)ここだけ読んだ方も、ありがとうございました。みなさんにとってよい1日になりますように。よければ、またお会いしましょう。では。
ちなみに、相方や家族からの視点で考えた話も書きましたので、よければどうぞ。