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しんどいときの処方箋
どうもこんにちは。小学校教員のとらです。
さてさて、2学期のスタートですね。
かく言う私は、先週から始まっております。子どもたちの中にも「しんどいな」と思っている子も多いでしょう。先生も、そう思っている方がたくさんいらっしゃいます。(私もしんどい)
非日常から、日常への移行は苦しいのです。
そこで今回はしんどいときに効く様々な言葉について書きたいと思います。
よかったらささっと読んでいってくださいませ!
もちろん、今回は三大幸福論以外からも引用したいと思います。
では早速、アランの幸福論から。(結局幸福論かよ)
遠くを見よ。
憂鬱な人に言いたいことはただ一つ。「遠くをごらんなさい」。憂鬱な人はほとんどみんな、読みすぎなのだ。人間の眼はこんな近距離を長くみられるようには出来ていないのだ。広々とした空間に目を向けてこそ人間の眼はやすらぐのである。夜空の星や水平線をながめている時、眼はまったくくつろぎを得ている。
今日、明日に憂鬱なことがあると、どうしてもそのことで頭がいっぱいになってしまいます。とてつもなく大きな悩みがあるときは、何も手につかなくなってしまいがち。でも、自分という存在は、広大な宇宙からすれば、小さなものです。「読みすぎ」という言葉からあるように、いちいち憂いていても、何も変わりません。だから、遠くを見ましょう。
かつて、苦しんでいたとき、私は視野狭窄に陥り、季節が変わったことにも感動できなくなったことがありました。でもそれから8年。いつの間にか、あの苦しみだって忘れてしまいました。いや、8年もかかりませんでした。3~4年もすれば、全部忘れます。苦しい今の5年後、今日の苦しみは消え去っていることかと思います。
人間は、大切な人の死ですら乗り越える力があります。きっと、大丈夫。
はい!次!(切り替え方・・・)
苦しい時に役立つのは、幸福論だけではありません。
心に効く言葉をご紹介しましょう。
フランクルの「夜と霧」の一説です。
「夜と霧」は、精神科医フランクルがホロコーストにより、
アウシュビッツ強制収容所に収監された体験をもとに書かれた本です。
絶望した人々が希望を見出すまでの経緯や、「人は何のために生きるのか」という人生論が書かれています。
人間は、どんな絶望も乗り越えられる。
そんなことが示唆されています。
あなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望していない。
あなたを待っている誰かや何かがある限り、あなたは生き延びることができるし、自己実現できる。
経験上ですが、まさに「そうだな」と思います。
若手の頃、数々の大失態を繰り返し、子どもたちや保護者からも「NO」を突き付けられた私ですが、なんと生きていると「先生に会えてよかった。」なんて言ってくださる方も現れてきました。「来年も先生がいいです。」なんて、うれしい言葉もいただけます。
私を待っていたものはここにあったのだと思える瞬間は必ずやってきます。
そのためには、あなたがあなたらしく、先日のnoteでも書いたように、無償の愛で、無限の興味を持ち続けるってことが大切かと思います。
そんなんできるか!と思う方は、その通りで、私は何もできませんでした。のらりくらり、生きていました。それでもいいと思うのです。
最後にこんな詩を書いて終わります。
今どんなに苦しくても
今日1日
我慢できれば
それでいい
次の日は次の日で
また我慢をすればいい
そうやって1日1日
我慢していけば
何時か もう
我慢しなくてもいい日が
必ず来る
その日まで
大丈夫 君なら
きっと耐えていける
くじけそうになったっていいのです。
いやくじけたっていい。
逃げたっていい。
また、元気になったらで、いい。
それは敗北ではありません。
最後のその時が来るまで、人生終わりではないのですから。
以上!(厚切りジェイソン?)
読んでくださり本当にありがとうございました。