見出し画像

あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が手を振る
    額田大王(万葉集)

紫、というとこの歌を思い出す。
紫は高貴な色。

「野守は見てしまうでしょう。あなたが私に手を振っているのを」

道ならぬ恋をしている。

無邪気に私に話しかけないで。
私には別の人がいる。
その人がとても大切なのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?