11月号

する事はしたとソファに寝転がる夏日の芝刈りお疲れ様です

かの虫かと思ひ尻込むよく見れば絨毯に転がる黒きクリップ

悩みなどなき顔をして子供らと笑ふ吾居りアルバムを繰る

百円の種一袋に咲かせたる千日紅は猛暑厭はず

家裏の自転車置き場に黒き翅ぴたり合はせるおはぐろとんぼ

小太鼓を叩く如くに遠ざかる雷鳴にはかに蟬の声降る

流れゆく雲の端より虹の足顕れ大団円のやうに立ちたり

○いつもの年より長引く暑さもようやく引けてほっとしました。でも長かった。来年もそうだと思うと、対策や気構えが必要ですね。

昨日医者に行っていつものお薬を頂きました。お医者さんに時間が経つの、あっと言う前です、と世間話をふったら、そうですね、夏が終わるとお正月です、と言われました。
本当にそう。

毎月短歌を書いて出してますが、こうして残してなければ一年何もない。才能はないけれど続けられている事は有り難いです。