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テッセレアワールド:清蓮(7)白銀刃鬼魚:ほぼ日刊ファンタジーを創ろう

大河を登る大きい魚影は秋の風物詩である。

大河を登っていくのは魚類系の魔物でもある白銀刃鬼魚。小型のもの鮭とあまり変わらず体の煌めく白が美しく、身は美味しい魚でしかないが、魚体が最大10m超えになる。大型になるに連れて攻撃性も増し、時に魔法を使うとも言われる。

とはいえ今見られるのは大きくても5mが最大でそれに銛を打ち込んだり、釣り上げたりする。清蓮では魚体が大きいほど喜ばれ、初物の大型のものを古い風習で地区ごとに切り分けて振る舞われる。

小さい白銀刄鬼魚は大型のものより手頃で、扱いやすい。

身は鮭と変わらず、だが味もより良く、食いごたえがある。焼き物も煮物も良い。桜華皇国のように生で食べるのはダメだが……

市に出すと大型のものほど高値で取引され、氷冷魔術で冷凍され国外にもでる場合がある。

また、姿のまま塩漬けして燻製したり、干したものは旧正月に消費される。

この魚、上流で産卵をするのだが、上流で大型の白銀刃鬼魚の死骸は発見されない。見つかるのは小型の同種ばかりであり、大型種は産卵後また海に戻ってるのではと言われている。どのタイミングで海に戻ってるかも確認されてないが……


この魚の鱗は名前の通り白く鋭利で、武器や刃物として使えるもので、実際に使う泥潜らがいる。漁師はお土産に売ってたりする。

カバー画像等イラスト
33@素材屋さん様 https://booth.pm/ja/items/4287488
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