“今”を記そう【音声と文章】
山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は、
“今”を記そう
ということをお伝えいたします。
昔の写真を見ると時間があっという間に過ぎてしまう。
我が家の庭はとても広い。
真夏には庭に大きなビニールプールを広げ
早朝から水を溜めて
娘たちは水遊びを楽しんでいた。
ちっちゃい頃だから
みんなすっぽんぽん。
ビニールプールの中に乗用の浮袋を浮かばせ、
おじいちゃん(私の父)がそれを引っ張る。
娘たちはキャーキャーと歓声をあげる。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043146.jpg
写真には独り身の伯母が娘たちを見て笑っている。
という事は、老人施設に住む伯母が
お盆で我が家に帰省している時だと思う。
ビニールプールのそばには
水が入ったベビーバスを置いている。
それは娘たちの第二のプールだ。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043302.jpg
プールの近くで足だけが写っている。
これは母か?
という事は、これは誰が写したのか?
娘がとても嬉しそうに笑ってこちらをみているから
おそらく私が写したのだと思う。
庭には向かい合って乗るブランコが置いてあった。
ああ、懐かしい。
姉の子ども達が使わなくなったからということで
私が譲り受けたものだ。
娘たちはよくこれに乗っていたな。
****
二女と三女が稲刈りのお手伝いをしている写真がある。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043422.jpg
左手だけに軍手をしているのは
鎌を使う右手は軍手があると使いにくいからか?
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043401.jpg
稲の穂が大きくこうべを垂れている。
いつもの風景。
当たり前だった風景。
田植えも稲刈りも
家族全員でするのが当たり前だったあの頃。
半永久的に続くことだと思っていた。
稲がたくさんある田んぼ。
毎年見ていた当たり前の景色。
懐かしい。
****
畑から採れた長いもを娘たちが嬉しそうに持っている写真。
とても長くて立派な長いもだから、
記念に撮っておこうという事になった。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043323.jpg
このあと、はしゃいだ三女の長いもが折れ
三女は大泣きしたんだよね。
****
外が明るくなってきた。
私はスクロールカーテンを巻き上げた。
すると、窓にバッタがくっついていた。
いつからいるの?
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_045935.jpg
そうか、そんな季節か。
田んぼで稲刈り機が稲の中を割って走ると、
バッタたちが、左右にはねて出てくる。
その様子は、
「大変だ、大変だ」
とでも言っているように。
そんな季節。
あと一か月もすれば稲刈りの季節だ。
バッタと言えば弟が入院していた頃のことを思い出す。
最後の一葉ではないが
風が強い夜中に窓に引っ付いていたバッタ。
翌朝、バッタはいるだろうかと弟は祈るように窓を見た。
なんとそこにはバッタがまだいた。
一晩中、バッタは窓にしがみついていた。
その事に弟はとても励まされた。
弟が亡くなった頃、ちょうど稲刈りの時期だった。
弟の葬儀が終わり
悲しむ暇もなく稲刈りに精を出したことを思い出す。
だから、農業をしなくなっても
稲刈りの時期がいつ頃は分かる。
人の記憶は曖昧なモノ。
いつまでも心の中にしまっておけない。
だから写真はありがたい。
娘たちが成長するとともに
写真を撮らなくなった。
気恥ずかしさや、イベントごとが少なくなったからか。
でも振り返ってみると
何気ない風景が大事な家族の軌跡になっている。
だから、
今を記そう。
代り映えのしない毎日が時の経過と共に
特別なことに変わるかも知れない。
自分は今、何を感じ、何を考えているのか。
言葉や文字や写真・映像で残しておこう。
やがてそれは自分や周りに
勇気を与えてくれるモノに変わるかもしれない。
今回は
“今”を記そう
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
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「読むとほっこりする」
「胸にじーんと来ました」
などの感想をいただいています。
.。*゚+.*.。 ゚+..。*゚+
大それたことはしなくてもよい
そこに向かう姿勢が大事
日々忘れない努力をする
.。*゚+.*.。 ゚+..。*゚+
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は、
“今”を記そう
ということをお伝えいたします。
昔の写真を見ると時間があっという間に過ぎてしまう。
我が家の庭はとても広い。
真夏には庭に大きなビニールプールを広げ
早朝から水を溜めて
娘たちは水遊びを楽しんでいた。
ちっちゃい頃だから
みんなすっぽんぽん。
ビニールプールの中に乗用の浮袋を浮かばせ、
おじいちゃん(私の父)がそれを引っ張る。
娘たちはキャーキャーと歓声をあげる。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043146.jpg
写真には独り身の伯母が娘たちを見て笑っている。
という事は、老人施設に住む伯母が
お盆で我が家に帰省している時だと思う。
ビニールプールのそばには
水が入ったベビーバスを置いている。
それは娘たちの第二のプールだ。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043302.jpg
プールの近くで足だけが写っている。
これは母か?
という事は、これは誰が写したのか?
娘がとても嬉しそうに笑ってこちらをみているから
おそらく私が写したのだと思う。
庭には向かい合って乗るブランコが置いてあった。
ああ、懐かしい。
姉の子ども達が使わなくなったからということで
私が譲り受けたものだ。
娘たちはよくこれに乗っていたな。
****
二女と三女が稲刈りのお手伝いをしている写真がある。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043422.jpg
左手だけに軍手をしているのは
鎌を使う右手は軍手があると使いにくいからか?
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043401.jpg
稲の穂が大きくこうべを垂れている。
いつもの風景。
当たり前だった風景。
田植えも稲刈りも
家族全員でするのが当たり前だったあの頃。
半永久的に続くことだと思っていた。
稲がたくさんある田んぼ。
毎年見ていた当たり前の景色。
懐かしい。
****
畑から採れた長いもを娘たちが嬉しそうに持っている写真。
とても長くて立派な長いもだから、
記念に撮っておこうという事になった。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_043323.jpg
このあと、はしゃいだ三女の長いもが折れ
三女は大泣きしたんだよね。
****
外が明るくなってきた。
私はスクロールカーテンを巻き上げた。
すると、窓にバッタがくっついていた。
いつからいるの?
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/08/20210831_045935.jpg
そうか、そんな季節か。
田んぼで稲刈り機が稲の中を割って走ると、
バッタたちが、左右にはねて出てくる。
その様子は、
「大変だ、大変だ」
とでも言っているように。
そんな季節。
あと一か月もすれば稲刈りの季節だ。
バッタと言えば弟が入院していた頃のことを思い出す。
最後の一葉ではないが
風が強い夜中に窓に引っ付いていたバッタ。
翌朝、バッタはいるだろうかと弟は祈るように窓を見た。
なんとそこにはバッタがまだいた。
一晩中、バッタは窓にしがみついていた。
その事に弟はとても励まされた。
弟が亡くなった頃、ちょうど稲刈りの時期だった。
弟の葬儀が終わり
悲しむ暇もなく稲刈りに精を出したことを思い出す。
だから、農業をしなくなっても
稲刈りの時期がいつ頃は分かる。
人の記憶は曖昧なモノ。
いつまでも心の中にしまっておけない。
だから写真はありがたい。
娘たちが成長するとともに
写真を撮らなくなった。
気恥ずかしさや、イベントごとが少なくなったからか。
でも振り返ってみると
何気ない風景が大事な家族の軌跡になっている。
だから、
今を記そう。
代り映えのしない毎日が時の経過と共に
特別なことに変わるかも知れない。
自分は今、何を感じ、何を考えているのか。
言葉や文字や写真・映像で残しておこう。
やがてそれは自分や周りに
勇気を与えてくれるモノに変わるかもしれない。
今回は
“今”を記そう
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
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