※音声と文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。


今回は
のぶ代さんどうしていますか？
ということをお伝えいたします。


あなたはドラえもんのアニメを見たことがありますか？
それはいつの時代でしょうか。


２～3歳の頃の長女は
ドラえもんのあの一番最初の歌が流れると
テレビの前で両手を挙げて
「やったぁ！やったぁ！」って
飛びまわっていた。
これは我が家の語り継がれている話のひとつだ。

飛びまわるほど長女にとって
ドラえもんは特別なものだった。

娘たちが小さい頃は
毎週、ドラえもんの番組をビデオテープに録画して、
それを何度も見ていたものだ。


その後、声優さんが亡くなったり
のぶ代さんが認知症になられて
今の声優さんにバトンタッチしたりで
当時、私たちが見ていた時の声優さんは
随分変わってしまった。

3人の娘たちも成長と共に
ビデオテープは見なくなった。



私は毎日朝活をしている。
いつもギリギリまでしているが
その日は早めにいつもの作業が終わった。

「やったぁ！あと20分くらいは時間がある。よし、あれをしよう。」
朝の時間はとても貴重だ。
私は再びPCに向かった。


すると休日の長女が降りてきた。
休日にこの時間に降りてくるのはどうしたのかなと思った。

「おはよう！」
「おはよう」

「ねぇねぇ、聞いて。
のぶ代さんのドラえもんの夢を見たの♪」

長女は嬉しそうに話し出した。
私はPCをたたきながら長女の話を聞いていた。
ドラえもんのワンシーンを夢で見たそうだ。

夢の中での声優さんは
長女が知る当時の声優さんの声ばかりだったとのこと。

長女は今でも初代ドラえもんの声優さんたちが好きだ。
特にのぶ代さんのドラえもんが大好きだ。

夢の内容を
娘は泣きながら話し続けた。
長女にとってのぶ代さんのドラえもんが
どんなに大切なことかは家族全員分かっている。

だからうれし泣きしながら話す長女の気持ちがよく分かる。

うんうん。



私はPCを打っている場合ではないと思った。
私はPCから離れ
両手を広げながら長女に近寄り
その柔らかな腰のあたりに手を回した。
そして、背中をトントンした。

余った時間であれをしよう
そう思っていたけれど
今は、娘の方が大事。

久しぶりに娘の背中をトントンできた。

あぁ、娘の気持ちにより添えてあげる事ができて良かった。

今日はきっと、そのために朝活が早く終わったのだ。
そうなるようになっていたのだ。



26年続いた初代ドラえもんの大山のぶ代さん
どうされていらっしゃるだろうか。

アルツハイマー型認知症になられて
ご本人は当時の記憶がなくなったとしても
こうして涙して喜ぶいちファンがいる。


のぶ代さん
ありがとうございます。



自分のしてきたことが
このように誰かを勇気づけている。


きっと誰でもそうだと思う。
人は誰かのお陰で生きている。


そして、目に見えないだけで
人は誰かを幸せにしている。






今回は
のぶ代さんどうしていますか？
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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