1343
※note毎日連続投稿1357日コミット中。1343日目
※音声・文章、どちらでも楽しめます。





おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
恋焦がれる対象
ということをお伝えいたします。



夫は麺類が大好きな人だった。
どれくらい好きかというと

お付き合いをしていた頃の外食は
決まってお蕎麦屋さんかラーメン屋さんだった。
麺類もその他のモノも食べられるようなレストランにはいかなかった。
麺類一択だった。



結婚してからは毎晩、夫はそば・うどん・ラーメンのどれかを作っていた。
それをご飯と一緒に食べていた。


子どもが生まれてからは家族全員
夫が作る麺類を毎晩食べていた。

だから麺類を食べない日はなかった。
私も麺類は大好きだ。



話は結婚して間もないころに遡る。
私はある日、風邪の症状で病院に行き
注射をし、処方された薬を飲んだら
全身が腫れあがりあわてて病院にいった。

何か悪い病気になったのだと思った。
しかし、調べてみて妊娠していることが分かった。

私の蕁麻疹は長女を身ごもった時から始まった。

それからは無理をした日が続いたりすると蕁麻疹が出るようになった。

私は蕁麻疹がでる体質に変わってしまい
それが運命なのだと（大げさ）思っていた。



しかし、ある時あまりにも蕁麻疹が頻発するので皮膚科に行ってみた。

すると、体質だと思って諦めていた蕁麻疹は治せるのだと知った。


処方された薬を定期的に飲み
指定された日に受診を繰り返していったら蕁麻疹はでなくなった。

薬の他に、食べてはいけないものを言われてそれを守っている。


そのリストの中に、蕎麦があった。
だから私は夫が作ってくれる麺類の中で
蕎麦だけは食べないようにしてきた。

しかし、私は蕎麦が好きで
こっそり食べた時もあった。
その時は娘たちに叱られた。
私の体中の蕁麻疹を見たことがあるから
娘たちは心配してくれている。




夫が亡くなって３年になる。
私は意識して蕎麦を食べないようにしている。

でも、年越しなど、世の中のほとんどの人が蕎麦を食べている時は
よだれを垂らしながら我慢している。


好きなものを食べられないのはちょっと残念だが
しかし、娘たちに心配させないためにも
我慢しよう。


うどん
そうめん
ひやむぎ
ラーメン

たくさんの麺類があるけれど
日本蕎麦は
私のあこがれであり、叶わぬもの。


もう、触れることができないあなたの存在と似ている。


あなたと蕎麦。


手が届かないからこそ溢れる思い。


これからも、恋焦がれる存在だ。







今回は
恋焦がれる対象
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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