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誰と組むか【音声と文章】

山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。


今回は
誰と組むか
ということをお伝えいたします。


私は事務係だから普段は一人で仕事をしている。
今回、上司の指示でA子さんと組んで仕事をした。

A子さんははっきりした性格で
優柔不断な私にとって憧れの人。

他部門の彼女と一緒に仕事をするのは初めてだ。
和やかな雰囲気で仕事を進めていた。


出先の上司からいくらかの指示が二人にメールで届いた。
その文面を読んだ私は
上司がどうやら勘違いしているらしいと気が付いた。

上司の間違いを指摘していいのだろうかと私は一瞬迷った。
本来の私はそんな事で迷う人ではない。


しかし、以前、別の上司の時に
同じような状況の際
やんわりと自分の意見を申し上げたら
突然、その方は激怒され
その後2年間、その方から無視され続けた経験がある。
だから私は今回、言葉を飲み込んでしまった。


今は気が付いていないけれど
少ししたら上司はその間違いに気づくだろう
そう思うようにした。

でも、やはり、私は先ほどの件が違和感でいっぱいだった。
少ししてから私はやんわりとした表現で
先ほどの気になる個所の事をメールした。

しかし、上司から「これでOKです!」とのメールが届いた。
どうやら私の先ほどのメールの真意は、上司には伝わらなかった。
ハッキリと表現をしなかった事を私は反省した。

上司がOKだとおっしゃっているのに
私からまた先ほどの件を申し上げるのはどんなものか。

上司へのメールは、全てA子さんに「cc:」で送っているから、
A子さんはそのやり取りを全て見ている。


「ゆりさん、ここ、気になるんでしょう?
ここの件、上司は気づいていないようだね。」
A子さんが言った。

私が申し上げなくても、上司は気づくだろうと思っていた。
今、出先で、ゆっくりメールを熟読できないだけだと思った。
しかし、私が控え目な表現にしたため
上司には私の真意は上手く伝わっていなかった。

その事をA子さんに話して
「ほんのちょっとの違いだから
まっ、いっか。これでいこうか。」
と私は妥協しようとした。

きっとA子さんも同調してくれるだろうと軽く考えていた。


すると
「それは駄目です。」
と、彼女はきっぱり言った。
私はその言葉にハッとした。

これまで和やかな雰囲気で話をしていた彼女は、
それとは打って変わって
毅然とした態度で言った。

そしてすぐにA子さんはにっこりしながら
「う~ん。ここを変えたものを作って
こちらの方はどうでしょうかって
私からメールしてみるね。」とおっしゃった。

そして、私が気になっていた個所は
納得のいく表現に変わって決着した。



****

「それは駄目です」

その毅然とした言葉は
マイビジネスで時々耳にする。


私はマインドを含めて
ビジネス全般を教えていただいている方がいる。
その方はいつも優しい話し方で
ズームの時は柔らかな雰囲気で話が進む。

しかし、自分をおとしめる様な言葉を発したり
質問に答えなかったりすると
それまでの雰囲気とは全く違い
見えないけれどたぶん、真顔になられて
「それは駄目です」ときっぱりおっしゃる。

その時、その言葉は私の心にグサリと刺さる。
いつもにこやかに話をされる方だから
なおさらである。

ああ、言いにくいことを
敢えておっしゃってくださる。
ありがたいと思う。


私は相手にどう思われているのかとビクビクして
相手にとって耳障りの良いことしか言えない時がある。

でも、相手のことを本心から思っているのなら
本当のことをはっきり言う方が
実は相手の心に響く。



仕事であれビジネスであれ
誰と組むか。

本音を言い合う仲間の存在はありがたい。


共に成長できる
そんな相手と仕事を組みたい。




今回は
誰と組むか
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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