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“Stand By Me”

Instagramに通知が流れてきた。幼少期からずっと追いかけている、耳に馴染んだ声の歌手。つぶらな瞳を誤魔化すように、そんな照れを隠すかのようにサングラスをかけている。そんな某アーティストのInstagram。

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リリースは2017年だったか。既に過ぎた日付だった。目まぐるしい時期だったのか、足が遠のいた時期だったのか。ダンス&ボーカルグループはどうも人数を増やしたがる。その先の展開に幅が効くからなのだと思うが、実際そんなに好きじゃない。総選挙なんてするくらいなら頭数増やさなきゃいいのにと思ってる。そう言えば彼を知ったのもまだメンバーが7人の頃だったし…今は何人いるんだろ。

ダンサーが要らないとは言わないが私は彼の歌が好きだった。切なく力強く、笑っている様が好きだった。画面の向こうの存在でありながら、幾度となく私を救ってくれた。

InstagramのストーリーにURLが貼られていて、YouTubeのチャンネルへと繋がった。グループ名は馴染みがなかった。彼が個人の活動に移ってからのグループのようだった。逆光と波音を味方につけたMVを見て素直に『あぁ、好きだわ』と声に出た。

空耳時代と今

英詩を好まなかった時代がある。分からないのだ、文字通り。それでも年齢を重ねたせいか、他に要因があるのか、高校時代辺りを境に英詩の楽曲もプレイリストに入るようになった。

母の影響で再放送の“glee”を観たり、学祭で行った“パリコレ”でDon't stop Believin'が起用されたのも要因の一つかもしれない。歌ったのは私達じゃないが。私は浴衣着て歩いてました、懐かしいね。

歌詞の意味もぶっちゃけ単語自体も聞き取れていないのに“”として流れてくる楽曲の心地良さが好きで案外聴くようになった気がする。勿論歳を重ねる毎に多少英単語も覚えたが、熟語的なのはこう…成績も“関心意欲態度”が味方してたタイプなんで笑。英語は100点取れた試しがない。

他意を含む言語

日本語って難しいって言うじゃないですか。でもほら、私からしたら母国語だから。この世に生を受けてからずっと聞いてきた言葉な訳で。“若者ことば”なる単語でなければ基本苦労はない訳で。でも英語って違うわけですよ。聴き取れるけど私の中ではまだ音なんです。フレーズ変換が遅れてる。

そんな中で聴いたのがタイトルの〖Stand By Me〗。ネコ型ロボットで有名な映画の方ではなく、別の曲ですが。RED DIAMOND DOGSというグループの曲です。ここで分かりますね。幼少から私を支えてくれたのはvocalのATSUSHIさんです。彼の歌い方は切なくて力強くて優しい。言語の壁を越えても尚、私にとっては魅力的です。

リピート再生

一度ハマった曲は飽きるまで聴くクセがあります。今もそう。Stand By Me聴きながら書いてます。こうした聴き方のせいで再生すると苦しくなる曲も沢山出来ました。それでも再生しちゃうの、好きだから。苦しくても好きだから。苦い思い出も含めて私の今があるから。きっと忘れちゃいけないから。

物覚えが凄く“持たない”タイプなので、それだけ忘れたくなかった出来事も、穴埋め問題みたいな記憶になったり、顔だけモヤがかかっていたりする。過去に頗る愛した“存在”は今では文字通り“カオナシ”ばかりだ。この先出逢う何かが、行先交わる人達が、逢いたいと願う人達が少しでも私の記憶に刻まれれば嬉しい。

彼の歌声のように。酸いも甘いも余すことなく思い出せるようでありたい。


この歌詞の“Stand By Me”はどっちの意味だったんだろう。本人に聴くことは出来ないが。

素直に「そばにいて」なのかな。歌詞って素直に気持ちが印せて羨ましいな。



本日は気まぐれの2作でした。

本作は気づいてもらえるでしょうか。

お返事が聴ければ嬉しいのにね。



予定があり、明日は恐らく投稿はお休みです。

またお逢いしましょう。

また逢う日を楽しみにしています。

(2022/03/19 )

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