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君は太陽

君は太陽だ。
手を伸ばす程に明るさを増す、手の届かない太陽だ。
いつも眩しくて輝いている。
君が輝きを増す程に、私は深い影に落ちる。
どうしてそんなに眩しいんだ。
少し分けてくれないか。
そう思うのは我儘なんですか。
同じ景色を夢見るのは我儘なんですか。

見透かしたように微笑んでは
遠くで笑うあなたの事を
羨んでみては
バレないように手を伸ばしている。

蓋をした心の中に“”が溢れて溺れそうだ。
泳げない私を岸まで導いてくれないか。

背中を追うのが好きだ。
好きだよ。
好きだけど、少しだけ待ってやくれまいか。
走るから、いつか追いつくから。
そんなに遠くに行かないで。
逝かないで。
まだ早いよ。
もっと一緒に
笑ってくれないか。

満月の日にあなたを思い出す。
もう一度逢えたら。
叶わない願いが空を切る。

今日の空が曇りな理由を
あなたの言葉で説明してよ。

私に笑顔をくれる太陽。
次に逢えるのはいつですか。
(2022/04/17)

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