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Oz.
最近よく聴いてる曲にyama さんの Oz. という曲があります。
調べたところ王様ランキングというアニメに宛てた楽曲のようですね。“ひとり”が抱えた不安がよく滲んだ曲でありながら前を向いて顔を上げているような、凄く好きな曲でした。
歌詞から元気を貰うことが、勇気を貰うことが、少ない人生ながらに幾度もありました。過去にも〖1人と独り〗については話したかなと思います。
ヒトは1人では居られても独りでは居られないんですよね。この集団社会、競争社会、減点方式の日本では。特に、一度その楽しさを知ってしまえば。
一度その世界を知れば、好奇心さえ、探究心さえ持ち合わせていれば、きっと外の世界へ駆け出していくんだと思います。まだ見ぬ世界は魅力的です。こんなにもまだ、知らない世界が拡がっている。そう考えるだけで勝手に足は動いたりします。
だからこそ今まで平気だった“ひとり”の時間に余計なことを考えたりする。意味もない不安に襲われたりする。考えても答えの出ない問いが毎日頭を巡ったりする。
当たり前じゃない奇跡を“当たり前”と錯覚する時期が人生一番充実してる頃だと思います。仕事や学業が実った時、大切なご縁が生まれた瞬間。いちいち思っていたら案外キリのない奇跡を、当たり前に思える時期は心が必ずポカポカしています。
でも波が“寄せては帰す“ように、物事には変化があります。人の心が喜怒哀楽に揺れるように、晴れのち曇り、驟雨に雪の日、空模様が一日たりとも同じならないように。
寂しい日だってあるよね。
25年目にしてやっと手に入れたひとりの時間。この時間は間違いなく私に新しい世界を見せてくれました。無い時間を生み出し、新しいご縁を結んでくれました。だからこそ稀に、“失った時”今まで感じなかった心の穴をふと感じる時があります。贅沢な悩みだと今では少し笑えます。
心の穴を埋める為に、1-2月はひたすらに走りました。休みの前日には天気予報を検索し、晴れれば必ず走りに出ました。大好きな空の下を、自分の足でひた走る。その楽しさを再確認出来た。不安を好きなもので拭いました。薄れた思い出の代わりにもう一度笑えるようになりました。寂しさもひとしおに、おかげで私は今日も変わらずこの地で過ごすことが出来ています。
不安な時は他のことに頭を向けるといいです。今忘れるだけでいい。気がつくとすごく小さな悩みに変わっていたり、時期が来れば一緒に考えてくれる人が出来たりします。事実、私はいつもそうでした。
独りじゃない。弱くない。でも自信が無いのなら、強がるのならたまには休んで構わないから。
支え合えるのがヒトの心の良さです。
今夜は空が代わりに泣いてくれてるね。いつでも傘は貸すから。でも一緒に少し、雨宿りでもしようか。
一人は楽しいよ。でも一緒にいるともっと楽しいよ。頑張りすぎていませんか。無理しすぎていませんか。
最後に自分を守れるのは自分だけです。ホントに味方で居続けられるのも自分だけ。それでも傘を差すくらい、肩を貸すくらいは出来るよ。
今日もどこかで頑張る“アナタ”へ
この雨が上がったら
また一緒に“走ろうね”
(2022/04/04)
※下記 今回紹介の楽曲linkです