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reinoukazuma
“そら”を吹き込む
今日も今日とて気がつけばこの時間。昨日で今月の休みを使い切り、今日明日と出勤確定。次の休みはいつになるやら、先輩からのシフト表はまだ送られてきていない。日常と錯覚した非日常の中でマイクを持ちながら、時に人前に立ちながら、何処かに私だからこその欠片くらい残せやしないかと、そんな我儘をいつも抱いている。
心を込める、誠意を込める、なんて言葉は口先だけでも言えてしまう。どれだけこちらが心を寄せても、“求めるもの”が勝ってしまえばお終いだ。
そんな朝と夜を繰り返す日々で時々襟を正した“天🥂☪︎*。꙳”という女性が“現れる”。今日も彼女は現れた。『命』という台本を連れて。
聴き返してみて、『彼女らしい』と思った。彼女は私の一部なのに、時々第三者目線で彼女を羨んでしまう。
私の願いと思いと理想を詰め込んだ“いいとこ取り”な私の“模倣”。有難いことに彼女のスタンスには一定数の理解者がいるようだ。私の日常を色付ける為に“彼女”は存在している。私の記憶補完の為に彼女は今日も生きている。
〖フリー化しました〗との表記のもとに、『命』と名付けられた台本が降ってきた。日頃思うことがそのまま記してある。心を読まれたのかと思ってしまった。確かに、色々バレやすい性分ではあるが。
シンプルに読みたいと思った。BGMで流したくない、噛み締めて読みたい詞だった。自然の中で呟くような、ふと零れた心。そんな読み方をしたかった。
叶っただろうか。
いつの日か振り返ってもう一度かみ締めて聴きたい1分だった。いつからか私も“彼女の声”に、滲む世界に魅了されていたりする。“そらを吹き込む”私の事を日を追う事に好きになってる気がしてる。
『命』
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(2022/03/30)