壬生義士伝 下 感想
【感想】オーディブルにて。
もうね、泣けた。
イヤホンのバッテリーが無くなる程
一日中聴いていた。
長男の本心がたまらなく
貫一郎のブレない心も切なくなった。
ひもじくてもみすぼらしくてもそこには曲げてはならぬ一分があった。
つい私は、そんな人生は嫌だなぁと感じていると大正まで生き残った佐助はサラリと言う。
「おめさんもやっぱり苦労知らずの新時代の人なんですねぇ」と。
自分はケチでみっともないと思えた。なんとも恥ずかしい。
西に岩手山 東に早池峰
北に姫神山 中津川が北上川 に合わさり豊かな流れに……
北上川を昔一度望んだ事がある。
大きくて豊かで、母なると言うより父の様な川だった。
その時は大量の鯉のぼりが川の上を横切って風にたなびいていた。見事な眺めだった。
それを思い出し、ああ子孫達が立派に南部を豊かにしたんだと鼻の奥がツンとした。
吉村貫一郎は架空の人物だけど 当時の苦しさは事実だろう。
心が動いた。感動だった。
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