「感動」をリアルに読者に伝えたい!「感動しました」以外の類語表現一覧
「感動したこと」「心が動いたこと」をブログのネタにすることは多いですよね。そのとき、どんな言葉で気持ちを描写しますか?
「感動した!」
小泉純一郎元首相のように、シンプルに言い放つのも悪くはありませんが、文章で書くのであれば、もう少し表現を工夫したいところ。
文章の場合、テレビのように表情や発話の勢いもプラスして「感動の度合い」を伝えることはできません。「表現そのもの」をきちんと使い分けて、「どんなふうに、どの程度感動したのか」を伝える必要があります。
SNSのような短文の呟きなら「ヤバい」「すごい」「めちゃイイ」でもいいかもしれませんが、まとまった文章を書く時には、もう少しテンションを落としつつ、読者にも感動を共有してもらえるような書き方をしたいですね。
ちょっとした言葉のセレクトに、個性が現れるとも言えます。
そこで、質問です。あなたは「感動」を表現する言葉をいくつ知っていますか?
■感動したときの「心の動き」を観察する
「感動した」とは、心が感じて、今ある状態から動いて変化したこと。
「すごいなあ」と感嘆するのも感動。
感情が刺激されて、思わず泣いてしまうのも感動。
「頑張っている姿」を見て勇気づけられるのも感動。
驚きや気づきを得て感心するのも感動。
一口に「感動した」と言っても、変化した後の心の状態はさまざまです。
自分の心をしっかり見つめて、より適切な言葉を選択していく。これが「表現力」をつける1つのトレーニングとなります。
では、「感動した」を言い換える別の表現にどんなものがあるか、見ていきましょう。
■「感動した」を別の言葉で言い換える一覧表
胸を打たれる
心を打たれる
心に響く
しみじみとする
心にしみる
心を揺さぶられる
グッとくる
じーんとくる
心に刻まれる
胸に迫る
訴えるものがある
泣ける
胸がいっぱいになる
涙がこらえきれない
こらえきれない想いが溢れる
胸が熱くなる
胸をつかれる
胸に突き刺さる
ガツンとやられる
はっと驚かされる
電流が走る
…などなど。もっといろいろあるかもしれません。
一つ一つ読んでいくと、微妙なニュアンスの違いに気づくことでしょう。自分の心の動きを詳細に観察して、ピッタリくる言葉を選んでみて下さい。「感動した」しか頭の中に選択肢がなかった時よりも、より深く、繊細に表現することができるはずです。
また、選ぶ言葉は、美しく表現したい、飾らずに伝えたい、心の叫びとして伝えたいなど、目指す文体によっても変わってきます。語彙を増やすと同時に、試行錯誤しながら「文章のTPO」を身につけていくことも大事でしょう。
難しい言葉を駆使したり、小説家のような凝った表現をひねり出す必要はありません。平易で、誰もが一度は聞いたことのある言葉も、ナイスタイミングで使われることで、何百倍もの輝きを放つことがあるというのを、体感して欲しいと思います。
それが文章を書く「醍醐味」に他ならないのですから(^_-)-☆
もちろん、感動をリアルに伝えるには、エピソードを具体的に書く事が大切なのは言うまでもありません。その総括としての、「感動」を表す類語の選択を心がけるとうまくいくでしょう。
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