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おしっこ我慢がカラダにもたらすこと
お仕事が忙しい方からお話しを伺うと
「つい、トイレを我慢しちゃいます」と言われます。
はい。確かに、どうしても行けない状況というのはあります。
そんな時は、膀胱を伸ばしたり、神経をごまかしたり、それはそれはカラダが全力を尽くしてカバーしてくれています。
え?膀胱伸びてるの?はい。伸びてくれています。めっちゃ我慢した後、ゆ~っくりしか出ないの不思議だなと思った経験、ありませんか?
なんとも甲斐甲斐しい私たちのカラダ。
でもそれに甘えて、しょっちゅうその切り札を使っていると、大変なことになります。というお話し。
よくある例で言うと膀胱炎。
膀胱に菌が入ってしまうことはあるのですが、定期的に排尿することで菌が流れていきます。しかし排尿を我慢することが続くと膀胱の中で菌が増え、ある一定量を超えたら炎症が激しくなります。
膀胱を定期的にスッキリ空っぽにすることは、膀胱炎の一番の予防になります。
また尿が濃くなることが続くことによって石ができやすくなったり、更に状況が悪くなると、膀胱から腎臓に逆流することによって腎臓を傷めてしまい、カテーテルによってしか排尿ができなくなったり、透析が必要になることも。
私たちはおしっこが出なくなっただけで命を繋ぐことができないのです。
たかが”おしっこ”ではありません。
されどおしっこ!です。
こうしている間も、腎臓の中の糸球体という超高性能のろ過システムによって、体にとって必要なものとそうでないものが分けられ、尿として膀胱に貯められています。
そんなことを考えていると、いつもお世話になっている体に手を合わせたい気持ちになったりします。
今日も私たちの命を繋げるべく頑張ってくれている体
時々想いを馳せつつ、どうぞご自愛しましょうね~。
セルフケアって、足し算というよりは、引き算なのかもしれないとも思います。自分自身に課している色々な制限緩めてみましょ。
ちなみに、おしっこに限らず、「我慢」が続くとバランスを壊したり、質が落ちたり、長続きしなくなります。
自分の中にある「我慢」について感じてみて、そこに関するワークをしてみるのもよさそうです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。