梅雨、紫陽花を食して
注意:紫陽花には毒が含まれます
決して口にはしないでください
【お品書き】
Prologue.標本
1.紫陽花ソーダ〜青と赤の春〜
2.紫陽花ゼリー〜赤の塊と青のシロップをお好みで〜
3.紫陽花ジェラート〜甘みを抑えた青と紫の上に赤い花びらを添えて〜
4.紫陽花の枯葉〜色彩の暴力を散らして〜
Epilogue.調合
【登場人物】
・神崎赤琳 かんざきあかり
理科研究部 3年 化学科
薬品を調合することが好き
手に入らないのであれば全部溶かして無くしてしまいたい
・玉城青海 たまきせいか
理科研究部 3年 生物科
標本を作ることが好き
手に入らないのであれば形にして永遠にそばに置きたい
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次回 7/4 Prologue.標本
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MoonCalmと申します.
6月に紫陽花畑に行きました.
紫陽花は近くで見ると花弁の大きさや形が全く違うし、色も様々で見ていて飽きません.
なにより、紫陽花の魅力は[名前]だと僕は思います.
ピーターパン、白雪姫のように童話を連想させるものやポップコーンや金平糖など食べ物を連想させるもの、また、夢みる乙女や雨に唄えばなどポエマー心をくすぐるような名前も.
まぁ、作品には紫陽花の名前はあまり関係ないのですが.
今回の作品は、紫陽花を題材に理科研究部の2人を描いています.
月凪は生物も化学も苦手です.
文の構想よりも薬品の名前や標本について調べたり悩んだりする時間が多いのはここだけの話.
紫陽花を食べる、と言うテーマで書こうと思ったのはなんとなく語呂がいいから.ただそれだけ.
実際食べれるのか?と調べたら紫陽花には毒が含まれるので食べれないとのこと.
でも題名にもありますが紫陽花ソーダや紫陽花ゼリーなんてものができて、紫陽花も食べられるいい時代になりましたね.(本体の成分を使用してるわけではないので、紫陽花自体は食べられません)
さて、2人の理科オタクの歪んだ感情をダークに、でも爽やかに書き上げたいと思っています.
青春とは狂気的なものであると思っていますから.
本日はお品書き(いわゆる目次)だけでしたが、明日から少しずつ話が進みます.
どうぞよしなに.
p.s.
おいしくるメロンパン様の曲を聴きながら執筆することが多いです.ダーク爽やかの生みの親、ナカシマ様の歌詞にインスピレーションを受けている部分があります。ご了承ください。
では、またどこかで。
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