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物語のような詩、色を添えて。

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ぼくが書いた詩たちです。その背景に色を思い描いていただければ幸いです。
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2014年12月の記事一覧

黄色い糸

黄色い糸

心と心を最も強く繋ぐものが愛ならば

運命の赤い糸はきっとある

だけどそんな思いを繋ぐのは赤い糸だけじゃない

まさに今日

今この瞬間この世界と人々の思いを繋いでいるのは

赤と緑が混ざった黄色い糸

その糸をみんなあの1番高い所にある星に結びつけて世界と繋げている

慌てん坊のサンタクロースが落とした幸せの種は

今日までクリスマスを心待ちにしていた人々の笑顔で

実は少しずつ芽を出していて

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シフクノネイロ

シフクノネイロ

ひらひら

はらはら

ふわふわ

雪が舞う音はあなたにはどう聞こえていますか?

みんなそれぞれ聞こえてくる雪が舞う音も

今夜だけは同じに聞こえているはず

そうクリスマスにはきらきら雪が舞う

アスファルトに溶けていく雪さえも色づいて美しくて

家路へと向かう人々の心に優しい色を溶かしてくれる

あおあお

あかあか

だいだい

今夜のあなたの空の色は何色ですか?

みんなそれぞれ自分だけ

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ドレミ

ドレミ

小さな小さな

本当に小さなでした

あなたからもらった大切は

小さな小さな

世界で1番大切なものでした

ぼくの心の隙間を見つけると

すぐにすっと入ってきて満たしてくれる

どんなに狭い隙間でも小さいからすっと入ってきて

ぼくの心を優しで包んでくれる

あなたがいたからぼくはたくさんの愛の在り方を知りました

そしてそのたくさんの中から1番をやっと見つけました

ただあなたがいてくれるだ

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月の妖精

月の妖精

月の吐息を吸い込んで

今夜は世界で1番の幸せ者になろう

月が夢見る夜が今年もやってきた

月の妖精たちも今夜だけは自由に色とりどりのこの街を駆け回る事ができる

キラキラ輝く街の明かり

その明かりでできた人々の影を飛び越えて遊ぶ妖精たち

もちろんその姿はぼくらには見る事はできないけど

今夜は一段と街の明かりが輝いて見えるのはそういう事

やがて幸せでお腹いっぱいになった人々と

遊び疲れ

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思温

思温

幸せの隣には悲しみがいて

悲しみの隣には幸せがいる

いつも隣どうしだから

悲しみがすぐ側にいる孤独感から

幸せな時は素直に幸せを分かち合える

いつも隣どうしだから

幸せがすぐ側にいる安心感から

悲しい時は素直に悲しみを分かち合える

幸せのすぐ隣に悲しみがいるって思ったら

幸せを心から喜べる

悲しみのすぐ隣に幸せがいるって思ったら

悲しみを乗り越えようとがんばれる

こんなにも

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優祈(ゆき)

優祈(ゆき)

今年も青い空とサンタは出会う事はない

聖なる朝にはこの世界に降り立てないサンタは

青い空には会えない運命なんだ

サンタの住む世界にも空はあるけれど

数えきれないほど届けられた願いや思いを

1つ残らず忘れないために空をメモ帳がわりにしているから

その空はどこまでも真っ白に広がっている

雪が白いのはきっとそう

降り注ぐ雪は実はサンタの住む世界から舞ってきていて

願いを叶えては白い空の

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結姫(ゆき)

結姫(ゆき)

涙の雪が降る

果たしてそれは黒い涙か青い涙か

こんな寒い夜に

みんなの願いを届けるために人知れず空を駆けるあなたは

1人ぼっち寂しいから涙を流しているのですか?

1年に一度この世界に訪れる冬のお姫様

誰もあなたに会った事もないし顔も見た事もないけど

みんなあなたの事が大好きで

手紙を書いたり寝る前に願い事をしたり

あなたのおかげで一体いくつの心と心が結ばれ合ったのでしょう

だか

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クリスマスイッチ

クリスマスイッチ

「お腹空いた」

そんな事でさえも

きみが同じ事を考えてくれていたら

ただそれだけで今は嬉しくて

キラキラキララ

輝く街の明かり

キラキラキラキラキラキラキララ

その3倍くらい輝くぼくの心

2人の心にクリスマスイッチ入りました

右手にかわいいラッピングと愛情に包まれたプレゼントを握りしめて

左手には世界で1番温かいぬくもりを握りしめている

雪の上に残っていく足跡も今日だけはハー

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猫の耳

猫の耳

見上げた空が

手を伸ばせば届きそうなくらい低かったから

ありったけの愛を

白い吐息に詰め込んで空に吹きかけて

曇窓に落書きするみたいに

きみへのメッセージを空に書いてみる

届いていますか?

ぼくはこんなにもきみが好きなんだよ

この空までも

愛を伝う道具にしてしまうくらい

きみを愛しているんだよ

そんな思いと一繋ぎの空の下

夜空を駆ける橇が

今夜は一段とそんな思いを空へと繋

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サンタからの伝言

サンタからの伝言

今日は思い出が1年で1番鮮明に蘇る日

幼い頃に家族で過ごした映画のような時間

冬だけど1年で1番暖かい日

プレゼントが楽しみでなかなか眠れなくて

だけど結局サンタには会えなくて

そんな思い出が心にあるってだけで幸せだと思うんだ

だって世界にはこんな煌びやかな世界がある反面

こんな特別な日とは正反対な日を過ごしているクリスマスを知らない子供たちもいるんだから

そんな子供たちがいるとい

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こたつにみかん

こたつにみかん

白く染まる吐息が告げる

冬の訪れ

あまりの寒さに思わずため息が漏れる

だけどこの時期幸せは逃げない

空に浮かんだ幸せを

サンタがつかまえて誰かに届けてくれるから

トナカイの鼻が赤いのは

幸せに頬を赤らめるそんな誰かの素敵な光景を

いくつも映しだしているから

だから今日もぼくはため息をつこう

幸せを逃がすためじゃなくて幸せを分けるために

ありふれた当たり前の幸せを届けてもらうた

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