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猫の耳

見上げた空が

手を伸ばせば届きそうなくらい低かったから

ありったけの愛を

白い吐息に詰め込んで空に吹きかけて

曇窓に落書きするみたいに

きみへのメッセージを空に書いてみる

届いていますか?

ぼくはこんなにもきみが好きなんだよ

この空までも

愛を伝う道具にしてしまうくらい

きみを愛しているんだよ

そんな思いと一繋ぎの空の下

夜空を駆ける橇が

今夜は一段とそんな思いを空へと繋いでくれる

きみがいるからぼくがいて

ぼくがいるからきみがいる

ぼくらは2人で1人

だから1人でいる時よりも

2人でいる時の方が心臓の音が鳴り響く

きっとその音が本当の心臓の音

きみといると鼓動がドキドキ温かくて

瞬間その愛の音に反応して

生きてるって実感できる

ぼくの心臓ときみの心臓

それぞれたくさんの愛が通っているから

この1秒も

この1日も

この季節も

そしてこの聖なる夜も

当たり前に生きていられるのです


#詩 #Xmas2014

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