個人ブランディングが必要な理由
私は前回の記事で主婦のコミュニティについて書きましたが、今回はその続きのような話になります。
10数年前など、マーケティングという言葉すら世の中に出回っていない時代でした。
しかし、今までのやり方では物が売れないという大きな壁にぶつかっていた時代です。
私は考えました。
モノを売るためには、買う人の個人的な情報が必要なのではないかと。
そう思った私は企業に対して、独自の花子マーケティングというものを展開し始めました。
企業に対して、「潜在顧客」をもっと明確にして、そこに対して必要な情報を届けていくことがこれからは必要なのだと。新しい商品を出せば、誰かが買うだろうではなく、買ってくれる人に対して商品や情報を提供すべきだと考えたのです。
そう、個人マーケティングのはしりとも言えます。
この考え方を少しでもわかってもらうために、「花子」という個名称を使って、花子マーケティングと名付けたのです。
あくまでも企業が商品を売るための仕組みつくりです。
そしてそれはあくまでも企業側の目線でのマーケティングした。
少し考え方が早すぎたかもしれません。
あれから20年ちかく。
企業はマーケティングをさらに進化させるなかで、特に企業ブランドの重要性に気づくわけです。
多くの人たちの研究や実践によりマーケティングはさらに進化しているのは言うまでもないことですね。ブランド力で成功した企業は数多くあります。代表と言えば誰もが挙げるスタバックス。徹底したお客目線で、お客様の居場所を作りました。
こう言っては何ですが、昔私が考えていた花子マーケティングそのものです。
花子さんが何を要求しているか・・・今までにないおしゃれで安らげる一人の空間の提供、広告より口コミ、ファンつくり。
SNSによって、人から人へ、その感動は伝えられたわけです。
そして今また新たな令和の時代は、どんなことが起きていくのでしょうか・・・
SNSだけでなく、ユーチューブ動画、音声メディアにより、企業だけが持てたメディアが、個人が簡単に配信している時代になっています。
芸能人もテレビからユーチューブへ活動の場を広げていますよね。
新たなメディアを活用しながら、個人のブランド力で自分を売っていく時代です。
個人のブランドが最強のマーケティングツールになっている今があるわけですね。
では、この個人ブランドが必要なビジネスパーソンとはどういう人たちなのでしょうか?
ちょっと前までは企業のトップの人、政治家、開業医、士業・アーティストといった人たちでした。
自分をブランディングすることは、どんなメリットがあるのか?
注目度を高める
自分の強みアピールできる
業界ナンバーワンを目指す
意欲を見せる
知名度を上げる
他の人値は違う自分を見せる
等が挙げられます。
しかし、私が今、注目すべき人達は、
このようにすでに有名だったり、自分のポジションが確立している人達ではないのです。
働き方が変わって、新たに自分の道を見つけ始めた人達。
そう、
フリーランスや個人事業主というごく普通の世界にいる人たちなのだと考えています。
そういう人たちこそ、個人のブランディングをする時代になったのです。
令和と言う追い風で、個人が活躍できる環境が整い、自分らしい仕事や暮らし方ができるようになりました。
また、そういう暮らし方や仕事のやり方を知りたい!見たい!という欲求も高まっています。これからは、そういう自分の個性をしっかり確立させ、そういう自分を世の中に見せていくことで、人やお金が集まっていくのです。
だから個人の時代だともいわれるのです。
そのための個人ブランディングは、今やらなければならない最重要マーケティングだと考えています。
写真は私が作ったブランディングパンフレットです。