虐待サバイブ中に心救われた『みどりのゆび』
はじめに
今まで私は18年という私としては長い人生を生きてきた。
その中で小説が私の心を解いたことは、何度もある。文芸作品は、形を変えど私と生活を共にしてくれた。
だからこれからは、日本文学科に進学しようとしている。
そんな私がこれから文芸の世界にできることってなんだろう。
とゆっくり考えてみようと思っている。
では、この回では何を書こうか。
私の過去について
私が過去に虐待を受けていたことは知ってる方もいらっしゃるかもしれない。
それについて書かれている記事があるのでこの記事の続きを読もうと思っている方ならぜひ読んで頂きたい。
ちゃっかり宣伝かもですね笑
この記事の“過去”と言うタイトルが私の虐待や家庭環境について書いた部分です。
初めて泣いた小説
皆さんは、読んで初めて泣いた小説 を覚えているだろうか。
私が小説を読んで初めて泣いたのは小学校5年生の時。
『みどりのゆび』モーリス・ドリュオン
初めて心から好きになれた本の登場人物が、この作品の主人公チトだった。
チトと私は何ら共通点は無かった、なのにこんな子が存在すればいいのになと願わずにはいられない物語で、私は当時エンディングで何故か分からないまま感涙してました笑
私はみどりのゆびを読んでからもう7年経っているのにまだ読み返していない。
この作品は登場人物の中で、
大人と子どもという両者が対比できそうで面白そうだなあ、と私はあらすじを調べ直して思った。
そろそろ、読み返してみようかなー
小学校5年生の無力で無色な私が読んだ時と
自ら居場所を選び、
成人を迎え、
進学を控えたこの時期に読んだ時とじゃ
感想が少しくらいは変わりそうかな?と楽しみにしている