
【つながる旅行記#201】とべ動物園を満喫し、ニホンカワウソを知る
前回はいい感じのアオサギの写真をいっぱい撮ることが出来た。
では引き続き動物園を巡ろう。


色々あって一部で知名度爆上がりなサーバルキャットを発見。
サーバルは気性が粗めなので、時には犬すら倒すという。
そしてジャンプ力ぅも魅力だ。
実際檻の中にある岩場にぴょんぴょん乗っていた。すごい。






白くて神々しさすら感じるホワイトタイガーもいた。
しかしアルビノというわけではない。目も白いし。

これは函館公園で見たシロクジャクと同じく、白変種によるものだ。
【白変種(はくへんしゅ)--Leucism】
色素の減少によって、体毛・羽毛・皮ふ等が白化した動物の個体。
突然変異によって生じるが、メラニンに関係する遺伝情報の欠損により白化したアルビノとは異なる固体である。 白変種のメラニン産生能力は正常で、アルビノのように、どうこう(瞳孔)が赤く透けることはない。
いつか氷河期が来た際には、この白さが役に立つのだろう。
遺伝子の神秘……!











天王寺動物園でつい最近見たノマウマがいた。(尻しか見えない)
産地で考えたら愛媛の動物園にいるほうが当然なのでおかしくはない。
しかし明治というとそこそこ近代化してる感があるように思っていたが、まだ馬に乗って戦っていたんだなあ。






サイと同じく滑りそうな足の裏をしていたラクダだが、どうやら圧力を分散して砂にめり込まないようにしているらしい。
自然界においては、重量級の動物はグリップ力よりもそっちの方が大事なのかもしれない。










さて、それでは最後は爬虫類で締めるといこう。







このビルマニシキヘビだが、実はここに来るまでの裏話があるらしい。
ヘビの脱走がニュースになることは稀にあるが、このビルマニシキヘビは脱走したものが新居浜市の空き家に住み着いていた個体なのだ。


餌の回数も少なめであまり手間がかからないヘビは、ペットとしての需要が結構あるのだが、流石に巨大になってからの脱走はよろしくない。
飼い主の方には責任を持って管理してほしいものだ。

……さてさて、今回も色々と動物知識を手に入れることができた。
とべ動物園は開けたゾーンもそこそこあって、動物を檻越しではない状態で見ることができる場所も多くて良かった。
それでは帰るとしよう。



外に出ると、カワウソの像があった。
これはニホンカワウソをモチーフにしているらしい。

ニホンカワウソは毛皮の質がよく、肝臓が結核の薬として使えるとされたのもあり、乱獲されてきた歴史があるのだ。
そして1979年に高知県須崎市の新荘川で目撃されたのを最後に、ニホンカワウソのしっかりとした確認例は途絶えた。
日本では100種類以上の生物が絶滅したというが、ニホンカワウソもその一つなのだ。
(愛媛県は「まだニホンカワウソは絶滅してない!」という立場らしいが)
そしてとべ動物園の前身となる道後動物園には、世界で唯一、ニホンカワウソが4頭飼育されていたという。
また、愛媛県の県獣もニホンカワウソだ。
可能性は低そうだが、四国のどこかで実は生き残ってたらいいな……。


そんなわけで、チャリをこいで帰るとしよう。
非常に学びのある、良い動物園だった。


ニホンカワウソに見送られ、とべ動物園をあとにする。
これで休暇も一旦終わり。
またつらい日々が始まるよ……!!
そんな感じで、次回へ続く…
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