【トラップ】ベランダに居着いた彼の今後の活躍に期待したい
皆さんは賃貸のベランダって使うだろうか?
自分はというと、今はもう使わなくなってしまった。
「太陽光の殺菌効果が云々」という話は知っているので、洗濯物を干す用途で使ったほうが良いかなとは思うものの……。
単身者は急な雨に対応なんてできないし、虫系の襲撃を受ける可能性を考えると恐怖でしかないのが実情だ。
(昨今は緑色の臭いアイツが大量発生していると聞くし)
なので自分は直近の3年間は、部屋干し用洗剤と除湿機と扇風機を用いることで梅雨ですら部屋干しで乗り切っている。
もし部屋干し臭が出てしまった場合は、衣類の熱湯殺菌や酵素系漂白剤を使用すれば今のところ大体なんとかなる。
そしてやはり、虫や雨を気にしなくて済むのは素晴らしいと思うのだ。
(冬場は洗濯物が湿度もアップさせてくれるし)
次引っ越すなら、自分はベランダのない物件を選ぶんだろうな……。
そんなある日、家に帰ってきたらベランダがめちゃくちゃクモの巣だらけなことに気づいた。
冬場にベランダをガッツリ掃除していたのでちょっと残念ではあるが、そういう時期ということなのだろう。
まあ基本的には小さなクモたちなので問題はない。
自分は足の多い昆虫系は基本的に苦手だが、なぜかクモはOKなようで、ハエトリグモなんてよくよく見るとかわいいとすら思う。
(もちろん見た目でアウトなクモも大量にいるが)
そんなわけでしっかりベランダを見てみたところ、なんと普段よりちょっとだけデカいクモ(といっても1cm以下)が、よりにもよってベランダの掃き出し窓の真正面に大きな巣を作っている最中だった。
(要するにベランダに出ようとすると蜘蛛の巣が顔にかかる位置にある)
普通なら「なにしてくれとんじゃこのクモ!」と発狂するところだが、先述したように自分はベランダは使わない人間なので問題ない。
というかむしろ、「君は良いところに巣を作ったねぇ…!」と感心したくらいである。
なにせこの掃き出し窓は、夜になると自分の部屋から漏れる明かりで羽虫が集まりまくりなのだ。(本気で勘弁してほしい)
一部の虫はアルミサッシの隙間から入ってくる場合もあるので、このクモは良い門番として活躍してくれる可能性がある。
本来であれば人間に破壊されるのが確定な巣の位置なわけだが、このクモが自分のところに来たのは幸運だったといえる。
私は君の命が尽きるまでは、この巣を壊さないことを約束しよう。
だから盛大に羽虫共を捕まえてくれ。
そんなこんなで明かりをつけてしばらく観察していたら、緑のアイツを含む大量の虫が押し寄せてきたので速攻でカーテンを閉めた。
この小さなクモの作った蜘蛛の巣ではカメムシには対抗できないだろうが、出来る限りで頑張ってもらいたいところだ。
せっかくなのでクモ豆知識を話すと、『クモの捕食量は、世界人口の年間食料消費量を越える』らしい。
小さなクモたちだが、全部合わせたら人間よりよっぽど食べてたようだ。
そして上のGIGAZINEの記事によると、「クモの年間捕食量はタイタニック号478隻の重さに相当することが判明しました!!」とのこと。
(東京ドームよりわからん)
……まあその後の文章で、
「世界中のクモの年間捕食量は4億トン!」
「クモ全体の重量は2500万トン!」
「2500万トンは1隻5万2000トンのタイタニック号478隻分!」
という感じになっており、クモの年間捕食量が4億トンなのか2500万トンなのか、わけがわからないことになっている。
そして「2500万トンはタイタニック478隻分!」も問題だ。
2500万トンに対して5万2000トンなら、単純に割り算をしたら480.7なので、480隻ないし481隻である。
まあこれはタイタニック号の排水量(総トン数ではない)が5万2310トンと言われているから、それで割り算すれば477.9という値が………
・・・
……まあどうでもいいか。
(これ2017年の記事だし……)
今日の自分は色んな意味で面倒くさいモードだということがよくわかったところで、こりゃもう明日に向けてさっさと寝よう。
やはり人間は3日働いたら次の日は休むべきだと思う。
……この記事を30年後に読んでいるそこのあなた!
もうさすがに、そのくらいは達成された世界になってますよね!!
(厳しそうだな…)
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