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【入院】いや、このままだと10日間風呂に入らないような…?【風呂キャンセル界隈】
ダラダラと病室のベッドでYoutubeを見ていたら、数日間風呂に入っていないことを誇らしげにインタビュアーに話している人がいた。
こういうのを風呂キャンセル界隈というそうだが、いやはや全くけしからん話である。
まあ自分も仕事で疲れて帰ってきたときに風呂って面倒だなぁと思ったことは何度もあるけれど、次の日の仕事を思うと頑張って入っていたもんだ。
そう、人と関わりがあるならエチケットとして風呂に入るのは当然……
と…当然………?
いや、今の自分はそんなこと言える立場じゃなかったね……。
自分は現在入院中である。
そしてなんと、ここでの風呂の頻度は衝撃の週1回だ。
(数日間入ってない人に説教してる場合じゃなかった)
こんな酷い頻度になっている理由としては、自分は足を骨折しているせいで風呂に入れるのが面倒な看護師必須の存在になっているからというのがある。
※なお入浴の際はこんな車椅子を使う↓
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まあただでさえ人手不足と数多のナースコールで日々忙しい看護師さんたちなので、こんな面倒な存在を風呂に入れる機会は少なくなって当然なのだろう。
本音を言えばさっさとシャワーくらい自分一人で浴びたいのだが、なにせ『足を床につけてはならない』という脛骨高原骨折の縛りがきつすぎてどうしようもない。(風呂場で転んだら看護師さんの責任問題になるし)
ゆえに週1のシャワーは常態化しており、もう1ヶ月以上もそんな感じで過ごしている。
とはいえ自分も入院初期は「ベタベタするよぉ…風呂入りたいよぉ……!」という感じだったが、今や「まあこんなもんだよな」と思ってしまっている。
人間なんでも慣れてしまうものなのかもしれない。
もちろんこんな風に納得できるようになった理由としては、親からの支援物資によって頭と身体はさっぱりさせているからというのはあるだろうけど。
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おそらくこれらを使用してのボディケアがなかったとしたら、流石に1週間はきついかなと自分は思う。
そういう意味では自分はまだ風呂キャンセル界隈には入門できていないのかもしれない。
そしてまさに今、自分は1週間以上シャワーを浴びていないという衝撃の事実に気付いてしまった。
なぜかって自分は新型コロナに感染しており、コロナにかかった人間を風呂に入れてくれる看護師などいないからである。
症状が良くなったことで安心していた自分だが、まさかの風呂に全然入ってなかったとは……!!(本気で忘れてた)
たしか予定では次の月曜に隔離は解けるというが、
そうなると10日間風呂に入っていないことになってしまう……!?
これからの人生、「最長で何日間お風呂入ってなかったか教えて下さい😎」みたいなインタビューを受けた際に、
aosagi「と、10日間です…💩」
みたいに答えなければならず、ドン引きしてる「えぇ~!?」のSEが入れられる未来が見える……!!
これじゃ世間から「けしからん」と言われてしまうよ!!(ブーメラン)
とはいえ世界を見渡してみれば、高所に住む民族は全然風呂に入らないという。
それに日本人だって江戸時代どころか昭和初期に遡るだけで、今のような「毎日風呂に入って当然」なんて概念は消えてなくなるのだ。
現代で当然のように思っている概念も、そう考えると脆弱なんだなと。
仮にこの国が水不足になれば、「風呂は3日に1度!」みたいに国主導でキャンペーンをすることだってあるのかもしれない。(妄想)
まあ自分が肉体労働していた頃は、風呂に入らない選択肢なんてものは衛生的にも気分的にもありえなかったとは思うわけだが、
現在の自分が送っている入院生活と同じレベルの在宅で汗をかかない仕事をしているような人だったら、毎日風呂に入らなくても別になんとかなりそうというのはわかる気がする。
特に髪が長い人は風呂に付随する作業あれこれが最高に面倒くさいというし、風呂に入らないというのは時間的にも資源的にもメリットがあるのだろう。
配信者が風呂の頻度をネタに笑われている例を見たことがあるが、あれはその人にとっては非常に理に適った生活スタイルだったんだな。
うーん、この入院生活は本当に学びの連続だ……!!
そんなわけで、すっごい風呂入りたいです。
いや「別に風呂入らなくてもいいよね」みたいな流れになってたところに何言ってんだこいつという感じなのだが。
なんかもうシャンプーシートで拭いてようが、フケがヤバすぎるんだよね……。
病室ではまるでしんしんと降る雪のようにフケが舞う。(最低だ)
もし手元に粘着テープのコロコロがなかったら、この凄まじい惨状をどうすることも出来なかっただろうと思うと非常に恐ろしい。
皆さんも風呂はともかく、フケには注意しようね!!
風呂に入るも入らないも、個人の自由ではある。
だが、「入る」という選択肢をいつでも選べるという幸せは是非とも忘れないでほしい。
それは場合によっては選べるものではないのだから。
風呂に感謝を。
そして潤沢な水に感謝を。
(あー、シャワー浴びたい……)
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