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【リハビリ】全荷重になってからの左足はどんな感じで…?【そして夜空を見る】

自分の左足が全荷重(体重全部を片足にかけること)が可能になって、気づけば2週間くらい経った。

時の流れは本当に早いなと思うが、ここらで近況報告をしておくとしよう。


全荷重になったら世界が変わる
と思っていたのだが……

果たして……?



ちなみに全荷重OKの許可が主治医から出たからといって、「じゃあもう歩けるね!よっしゃ退院!!」とかになるわけではない。

許可が出たとはいっても、杖などの補助なしで歩こうとでもしようものなら、普通にガックガクな状態なのである。

なのでまずは変わらず両手に松葉杖を持ったスタイルから始まり、そこから片松葉になったり、歩行器になったり、になったりする流れになる。

まあ直立して骨をまっすぐにした状態を維持するだけなら、片足立ちもできなくはないが、衰えきった膝周りの筋肉で片足の曲げ動作なんてしようものなら、ハードルは劇的に上がる。(というか無理)

なんだか3分の2荷重とあんまり変わらない気がするのは自分だけだろうか。


とはいえどんどん体重をかけて歩いていかないと良くなるものも良くならないので、今はどうにかこうにかマッサージ&歩行を繰り返し、歩行時間を伸ばす日々だ。

なお2週間が経った現在では、500mくらいは松葉杖(片手)+膝装具で歩けるようになった。

しかしそれくらい歩いただけでも左足が結構な疲労を告げてくるのだから、今のままでは退院しても近場のコンビニすら行けないだろう。

健康だった頃の足の耐久力に驚嘆するばかりだ。


……思えば、もうすぐ事故から3ヶ月が経つ。

しかしまだ階段昇降すら普通には出来ないし、自分にとって生命線の自転車に関しても、連続で5分間程度エアロバイクをこいだだけである。(一番軽い設定で)

実生活を考えると、現状ではあまりにも出来ない動きが多すぎる。


……正直これは4ヶ月入院も覚悟しなきゃなと思い始めている。

先は長いのかもしれない。


まあそんな暗い話はさておき、今日はレアな日らしい。

なんでも月と金星と土星がめっちゃ接近するそうなのだ!↓

そんな情報を聞いてしまっては動かない選択肢はない。

温かいコーヒー
をオトモに、いつもの屋上で空を見るとしよう。

M

思えば屋上に行くのに車椅子を使わなくて済むようになっただけでも、十分前に進んでいるのだ。

悲観し過ぎは良くないな。

さてさて、それはそうと夜空はどんな感じで……?

左上: 中央:土星…? 右下:金星

うーむ……雲がないのは助かるが、なにやら土星が見えないような……?

星座アプリでチェックすると、今の時間は月と金星の間あたりにちょうど土星が居るはずなのだ。

限界ズームを駆使してどうにか土星を探す。

・・・

……いた!!

土星

いやこれのどこが土星だよ」と自分でも思う。

でも今手元にあるコンデジ(DSC-HX99)ではこれが限界だから……!

さすがに病院にNikon P1000(デカすぎる超望遠コンデジ)は持ってこれなかったのだ。


だが拡大すると、土星の輪っかっぽいオーラが見えるような気も……!?

(輪っかが見える…?)
比較用:P1000で撮った土星

『442年ぶりの皆既月食×天王星食と聞いて、撮影せずにはいられなかった』より

……いやしかし、なんだか久しぶりに夜空をゆっくり眺めた気がする。

考えてみれば、夜勤で会社に向かうときは夜空なんて全然見てなかった。

今の自分は凄まじい人生の停滞を感じているわけだが、もしかしたら得ているものだってたくさんあるのかもしれない。

「失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ」

ルードウィヒ・グットマン

そんな言葉をパラリンピックの父も言っていたっけ。


……2025年は始まったばかり。

まだまだ可能性に満ちているこの年を、精一杯駆け抜けよう……!


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aosagi
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