【ダイエット】突然の体重測定とブラックの目覚め【ドカ食い】
「いや〜今日もリハビリしたな〜!」
「さーて、ポテチポテチ!!」
病院の自販機には、飲み物に紛れてポテチが入っている。
正直スーパーなどで買うより割高ではあるが、自由にスーパーになど行けない身としては”ありがたい”以外の感想などない。
さぁ、今日も運動後のお楽しみタイムといこうか……!!
そんな感じで部屋に戻って甘いコーヒーとポテチを楽しんでいると、唐突にドアがノックされた。
看護師「aosagiさ〜ん、『体重測定』しますね〜😊」
たいじゅう……そくてい……?
えっ、そんなの前の病院では全然してなかったんですけど……!?
慌てる自分をよそに問答無用で体重測定は開始され、無事に「あー…太りましたねぇ…」とつぶやく看護師さんの悲しげな顔を見ることとなった。
まあわかってはいたが、甘い飲み物やお菓子を摂りすぎたようである。
思えば最初に来た日に車椅子ごと体重測定をしていたが、リハビリ病院では急性期病院と違って体重管理も徹底するのか……。
膝の負担を軽くするために太らないようにしなきゃとかつい最近まで思ってた気がするのだが、どうやら気が抜けすぎだったようだ。
もちろん本格的なリハビリが始まったことで左足の筋肉が少しづつ回復し始めて定着を開始したというのもあるかもしれない。
だがそもそもが標準体重より重いのは事実なのだから、言い訳せずに普通に痩せろやという話だ。
そう、なにせあの凄まじい筋肉&身長177cmのきんに君でも、体重は74kgなのだから……!
そんなわけで、食べ物と飲み物の改善を図ろうと思った次第。
飲み物は今までは甘いコーヒーや紅茶を中心に飲んでいたのだが、これを期にブラックコーヒーにしてみよう。(甘い系の飲み物をほぼ制覇したからという理由もある)
思えばいままでそこそこコーヒー記事を書いてきた自分ではあるが、あまりブラックコーヒーは飲んでこなかった。
これは砂糖入りクリーミングパウダーを入れたほうが明らかに美味しくて香りもわかりやすくなると自分は感じているからなのだが、それはあくまでも自分でいれたコーヒーの話。
自販機のコーヒーは自分でいれたコーヒーと比較すると味が落ちるのは事実であり、甘い系コーヒーには正直ちょっと薄さを感じたりもしていた。
満足していないものに太らされるというのもなんだか癪である。
ここらで挑戦してみるか、ブラックコーヒー……!!
そんなわけで、もう既に何種類かのブラックコーヒーを飲んでいるわけだが……。
やっぱり味や香りに関してはよくわからない。
しかしなんというか、ブラックコーヒーをお茶みたいに飲めるようになっている自分に気づいた。
なんだかこのスッキリとした飲み心地は、下手な微糖コーヒーを飲むより良いかもしれない。
昔はブラックコーヒーなんて飲もうものなら、「苦いッ!!」と突き返していたはずなのだが、どうやら自分の味覚の変化はここでも発生していたようだ。
これは近いうちにクリーミングパウダーも卒業かもしれないな……。
なんにせよ、微糖コーヒーを飲むくらいならブラックコーヒーを飲むという選択肢が追加されたのは良いことだ。
減らしていこう、摂取カロリー!!
……ところで、最近流行っていると聞いた「ドカ食いダイスキ! もちづきさん」が気になったのでちょっと読んでみた。
実際に読んでみたら想像していた何倍も食に狂っていたのでかなり衝撃的だったが、よく考えたら自分だって退院後には望月さんのように暴走してしまう可能性は高いといえる。
相変わらず自分の食べたいものリストの項目はどんどん増えているのだ。
この漫画を反面教師にして、気を引き締めないとだな……!!
・・・
いやこの漫画、見たらアウトだと思っていたテレビ以上に入院患者が絶対に見ちゃいけない作品なのでは……?