【つながる旅行記#210】愛媛県歴史文化博物館で再現ゾーンを満喫する
前回は愛媛県歴史文化博物館に到着し、ジオラマ三昧で最高だった。
では引き続き博物館を見ていこう。
時代は大正時代に切り替わり、1923年の伊予鉄道の電車が再現されていた。
なんだかちょっと函館のハイカラ号を思い出すレトロ感だ。
そしてこのあたりから町再現ゾーンが始まる。
大大阪の再現ゾーンでも良いなあと思った再現ゾーンだが、やっぱりタイムスリップしたみたいで見ていて楽しい。
いやはや素晴らしいタイムスリップゾーンだった。
全部の博物館にこういうゾーンがあったら良いな。
これは……牛鬼!!
宇和民具館で見たものとはまた違った顔の造形だ。
しかしこうして実物を見ると、威圧感がすごい。
説明によると、牛鬼は家に首を突っ込んで悪魔祓いをするらしい。
この首の長い造形にはそういう意味もあったのか。
しかし日本なのに『悪魔祓い』って……とか思ってたら、『悪魔』は神道でも普通に使うような概念だったらしい。
西洋のエクソシストなイメージしかなかった自分の知識を修正しよう。
そして最後を飾るのは新居浜市久保田太鼓台。
神輿にしかみえないが、太鼓台というのはどういうことかというと……?
なんと中心に太鼓を格納しているのだ。
これはなかなか斬新な構造だ。
・・・
(でもどうやって鳴らすんだろう?)
そして気づけばもう17時。
そろそろ博物館をあとにしよう。
もうレストランもミュージアムショップも閉まっていた。
ちょっとだけ残念に思いつつも、一日で四か所も博物館系スポットを巡れたのだから良しとする。
しかしこの建物、なんだかすごく良い雰囲気を感じるのだ。
設計者は誰なんだろう……?
調べてみると、日建設計の大谷弘明氏によるものらしい。
なんと愛媛県美術館や京都のザ・リッツ・カールトン、キーエンス本社も手掛けていたすごい人だった。
通りで感じるものがあったわけだ。
そんなわけで、博物館の中も外も楽しめた愛媛県歴史文化博物館。
とても楽しませてもらった。
急な思いつきで来た卯之町だったが、思った以上の大満足で本当に来てよかったなと思う。
やっぱり旅行は楽しいな……!
満足しつつ、次回へ続く!