【料理】『悪魔のイモ肉鍋』 〜きりたんぽを添えて〜 を作る
寒さもいよいよ極まってきた今、鍋が輝いて仕方がない。
簡単で美味くて洗い物も少ないとか、もう奇跡である。
なお、面倒くさがりな自分は出来合いのスープを使用するのだが、色々試した結果やはり『悪魔の肉鍋』が素晴らしいと思う。
もちろん他のスープにも良いところはあるが、なんかこう……出汁の粉や醤油とかで作れそうな感じがするというか……。
いや、作れそうな感じがするだけで実際に作る気はさらさらないのだが、なにせ悪魔の肉鍋は豚骨スープなので、自分で作るには確実に無理があるというわけだ。
そしてなにより味が良い。
というわけで今日も作っていこう。
作り方は非常にシンプルで、肉と長ネギとキャベツとにらを煮るだけ。
この楽さがリピートの理由でもある。
というわけで大量の玉ねぎを切っていこう。
……いや「さっそくレシピ無視かよ」という感じだが、実は違うのだ。
ちゃんと買い物には行ったのだが、長ネギは一つも残ってないし、キャベツはスッカスカの物しか残っていなかったのである。
まさか閉店間際はこんなことになるとは。
というわけでかわりの玉ねぎというわけだ。
「ねぎ」がつくのでそこそこ同じだと信じている。
それにほら、鍋はすべてを受け入れてくれるから!
というわけで次はジャガイモも切っていく。
「ポトフじゃあるまいし何してんの?」という話だが、実はこの前試しに入れてみたらホクホクして美味しかったのだ。
(もちろんレシピには欠片も載っていないわけだが)
……まあそんなものを作った一番の理由は他にあり、もはやパックご飯をレンチンすることすら面倒になった結果、「悪魔のイモ肉鍋にしちゃえば鍋だけで1食が完結していいな…!」という信じがたいズボラさによって作り出されたものなのだが。
さて、レシピに書いてないものばかりをあれこれぶち込んだところで、あとは煮ていくのみだ。
あぁ、こんな完全レシピ無視のテキトーな作り方でもそこそこの味になってしまうなんて……!
まあ肉と舞茸が入っているだけで大抵のものは美味いのかもしれない。
なんにせよ鍋は素晴らしいということで。
美味い!!
〜翌日〜
さてさて、一人暮らしなので鍋を作れば3食は余裕でいける。
今日も鍋の残りを食べていこう。
……そうだ、今日は追加するものがあった。
秋田の命、きりたんぽである。
目に入ったのでつい買ってしまった。
それではさっそく空きスペースに入れていこう。
モノとしてはきりたんぽは米で出来ているので、きっとこのスープにも馴染むことだろう。
そしてもちろんこれを入れればレンチン米を用意する必要もない。
もしや最適解はじゃがいもではなく、きりたんぽだった……?
うーん……
ダシが染み込んだらOKと聞いていたのだが、染みてるのかこれ?
まあとりあえず10分くらい煮るか……。
※秋田県民が見ていたら発狂してそうだが、説明書を読めない人間の奇行なので許して下さい。
よくわからんが完成!!
さてさて、始めてのきりたんぽのお味は……?
(ハムッ……!!)
モチモチしつつも豚骨をほんのり感じて美味い!!
・・・
しかし何だろう、このちくわみたいな穴は……?
そう、実はきりたんぽは1本を2〜3個に切って鍋に入れるのだ。
そうすることで穴からスープがしっかりと染み込み、そりゃもう美味しくなるのである。
というかよく見たら包装の説明にも切るって書いてあった。
ま、まあほら、あと2本あるから……!!
そんなわけで、きりたんぽの可能性を感じた鍋だった。
どんどんズボラさが加速している気がしないでもないが、家事の負担がちょっとだけ減るのはありがたい。
残りのきりたんぽは、しっかりとスープを染み込ませて美味しくいただくとしよう。
そして皆さんもきりたんぽはちゃんと切りましょう。
いや、言われんでもわかるか……。
来年の春になるまで、また鍋に頼って生きていくぞ……!