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【コーヒー】時を越えて明かされる『デミタス』の意味と、甘さ控えめ缶コーヒー比較【DEMITASSE】

入院生活には変化が必要だ。

お昼ごはんに唐突に現れる寿司であったり、売店の日替わりパンだったり、そんな小さな変化でも入院患者には嬉しいものである。

そんなある日、自販機に新しい缶コーヒーが入った。

もちろん買う。嬉しいから。


正直なことをいえば入院前の生活では缶コーヒーを買うなんてことはあまりなかったのだが、入院してからは随分お世話になっている。

思えば自宅で色々な産地のコーヒー豆を手挽きして記事を書いていたことが、なんだかもう懐かしいな……。

ここは一つ、久々にコーヒーを比較してみよう。

缶コーヒーだけど……!


そんなわけで、こちらが新たに入荷した『PREMIUM DEMITASSE 甘さに頼らないLATTE』と、比較用の『PREMIUM DEMITASSE 《甘さを控えた微糖》』である。

どちらも甘さ控えめタイプなので、比較にはちょうどいいだろう。

そういえば『DEMITASSE』ってどんな意味なんだろう。

自分はなんとなくデミグラスソース的な、「手の込んだ雰囲気」を字面から感じているのだが……こういうのは実際に調べてみなければわからない。

UCCのサイトによると……?

・『デミタス(でみたす)』
エスプレッソを飲むときなどに使用する小容量のカップのこと。通常のコーヒーカップ(100~150cc)のおよそ半量(70~80cc)のカップ。

※「デミ」=少量・半量、 「タス」=カップの意。

https://www.ucc.co.jp/enjoy/encyclopedia/dictionary/demitasse.html

いや全然デミグラスソース的な手の込んだ感じではなかった。

意味はすんごく単純に『半カップ』。

やはり調べてみなければわからないもんである。


……いやしかしこれ、

シャーマンキングでハオがエスプレッソを飲んでいたときのカップなんじゃないか!?

(デミタス)

いや凄まじく個人的過ぎる話で申し訳ないが、自分はこのシーンを遥か昔に見て、「何だこの小さいカップ? 作画ミスか?」とずっと思っていたのだ。

(「そのときすぐ調べろや」という意見は受け付けない)

そうか、これはデミタスだったのか。

いやまさかこんなところで自分が長年抱いていた疑問が解けるとは……!


やっぱり記事はなんでも書いてみるもんだね!!



なんだか凄まじい脱線をしたが、話を戻そう。

ちなみにこのコーヒーだが、『LATTE』の方が210gの150円で、『甘さを控えた微糖』が150gの110円だ。

このサイズで150円というのはなかなかの高級品だと思うが、果たして……?

色に関してはLATTEの方がミルク成分が多いので、順当に少し色が薄めな気がする。

ではまずは『甘さを控えた微糖』をいただくとしようか。

(ゴクリ…!)←飲む音


・・・

ふむ……

なんというか、これはデミタスに限ったことではないのだが、

缶コーヒーって刺々しいよなと思う。

別に缶が溶けているわけではないと思うのだが、なんだか金属みたいな味を毎回感じるのだ。

これはペットボトルコーヒーのときには感じていなかった気がするので、やっぱり缶コーヒー特有のものな気がする。


ちなみに味に関してはよくある微糖コーヒーという感じで、自分の舌では全然違いがわからない。

色々な豆を挽いて飲んできたはずの自分ではあるが、缶コーヒーはいろんな産地の豆を混ぜているだろうし、もちろん検討がつくわけもないのだ。

これがプロのバリスタだったら、缶コーヒーの豆のブレンド状態もわかるんだろうか……?

だとしたら凄いな。


まあ味や産地は全くわからない自分ではあるが、流石に微糖コーヒーラテの違いくらいはわかるだろう。

そんなわけで、150円の『LATTE』を飲んでみよう。

(ゴクリ…!)


……うん、

こっちのほうが刺々しくない!!

いやまあどう考えてもミルクの量の影響だとは思うが、こちらのほうが飲みやすいし、コク的な何かも感じる。

40円の差は大きいが、自分が飲むならやはりこっちだろうか。


なお「スペシャルティコーヒー豆のコク」を押し出しているこの商品だが、どこ産の豆なのかは不明である。

一体どこの豆なんだ……?



そんなわけで、コーヒーの味は正直よくわからなかったのだが、シャーマンキングで抱いていた長年の謎が解けて良かったというお話。

あの小さいカップのことをデミタスと呼ぶなんて、今まで生きてきて全く引っかからなかった情報だ。

もしかしてちゃんとした喫茶店に通っている人にとっては常識だったりするのかもしれないが……やはり世の中は知らないことばかりである。

今後もあれこれ調べていこう。


……とまあ、ここまで記事を書き上げた時点で、

エスプレッソには『エスプレッソカップ』という正真正銘エスプレッソ専用の小さいカップが存在するという情報が新たに入ってきた。

じゃあハオ様が使っていたのはエスプレッソカップの可能性もあるのでは……?


いや、それはもう作者の武井宏之先生のみが知ることである。

今は「あれはデミタス」ということで結論としよう。

なにはともあれ、新しい知識を得られた事に感謝……!


そしてあらためて、退院後に自分でコーヒーをドリップする日が待ち遠しくなってしまった。

やはり自分でドリップしたものと缶コーヒーでは全然違う。

あぁ、またあのウガンダを飲みたい……!!


なお家の冷蔵庫には安売りしていたコーヒー豆が1kgくらい冷凍してあるのだが、退院して家に戻る頃にはさすがに劣化していそうで残念だ。(去年の8月に買った豆だし…)

いや、その味を確かめてみるのも面白いかも……?

ネガティブなこともネタとして昇華できるnoteって素晴らしいよなと再確認である。


あ、ちなみに退院は1ヶ月以上先になりそうです。

10月半ばの入院から、もう3ヶ月半。


骨折って、こんなことになるんですね……。


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aosagi
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