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【積読】クリスマスプレゼントは『大量の本』で……!!【不可避】
いよいよやってきたクリスマス。
まあ現在入院生活をしている自分は、自分に向けたプレゼントを買うことも出来ないんだけど………と思いきや、まさかの今のリハビリ病院はAmazonで買った商品を受け取れる体制が出来ているらしい。
ゆえに欲しいものがあったら普通に買えるし、届くのだ。
前の病院で「出来たら良いなあ」と思っていたことが既に実装されているとは……!!
やはり違う環境に身を置くのって大事なことなんだなって。
とはいえ今の生活で必要なものは大体揃っているため、ここで追加して買うものはさほどなかったりする。
もちろんiPhoneとAppleWatchは欲しいが、スマホもスマートウォッチもとりあえずは別のものを持っているので問題はないし……。
それに本当に欲しいのは2025年に発売するであろうiPhone17とAppleWatch Ultra3なわけで、プレゼントならまだしも自分でお金を支払うとなると、そこまでして買いたいタイミングでもない。
だがこういうイベント時には、どうにも周囲の空気に乗せられて消費がしたくてたまらなくなってしまうのが庶民である。
なので自分はその消費の衝動を……
”本の購入”にぶつけることにしたのだった。
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いや〜……
普段から気になった本はサンプルだけダウンロードしておいたりするのだが、ここぞとばかりに15冊ほど購入してしまった。
いやもちろん「いっぱい買うとポイントアップキャンペーン☆」がちょうどやっていたという理由もあるが、クリスマスプレゼントとしては個人的になかなかの散財といえる。
それでは、まだ全然中身は読んじゃいないので……
『買った理由』とかを紹介しようかな!!(謎)
【岸辺露伴は嗤わない】
こちらは「ジョジョの奇妙な冒険」第4部に登場する漫画家、岸辺露伴を主人公に据えた小説シリーズの最新作である。
最近では実写版も非常に人気な岸辺露伴シリーズだが、今まで出た小説は全部買っていたのでこちらも購入。
ジョジョ関連の小説はたくさん出ているのだが、毎回タッグを組む小説家が違うので、新たな作家との出会いがあって面白い。
そういえば最近になって一部の小説がAudibleでも提供されていたが、声優の演技が実に岸辺露伴っぽくて良かった。
最初はジョジョの絵柄が嫌いだった自分だが、気づけば漫画どころか小説にも手を出しているのだから、嗜好の変化は読めない。
今後も楽しんでいこう。
【アメリカン・ブッダ】
完全に『岸辺露伴は嗤わない』の小説担当者である柴田勝家つながりで手に取った本である。
今まで柴田勝家氏の小説を読んだことはなかったのだが、サンプルで「VRゴーグルを生まれたときから死ぬまで装着している民族の話」を読み、こりゃ自分の嗜好と合いそうだわと感じたので購入に至った。
まだ全然読んでいないが、最近の自分は仏教に興味が湧いているので「アメリカン・ブッダ」という謎の題名には期待している。
しかし著者名を「柴田勝家」にするって凄くないか……?
絶対検索で戦国武将の方がひっかかりそうである。
……と思ったら、まさかの著者の容姿が柴田勝家だった。↓
じゃあ……しゃあないな!!
【放課後ていぼう日誌 13巻】
釣りもしないし釣り動画も見ない人間がなんで買っとんねんと自分でも思う、「放課後ていぼう日誌」の13巻である。
自分の釣り知識は現状この漫画に任せることにしている。(あと釣りキチ三平)
漫画の内容としては、ていぼう部という部活に所属する子たちが釣りを楽しむ様子を描いている感じ。
そして釣りの技術面の話もしっかり載っているので非常によろしい。
そういえば昔、会社の先輩が「釣りは良いぞ」「君は向いてる」と輝く目で語ってくれたし、自分だっていつかは釣りに目覚めるかもしれない。
足をエグめの骨折でやらかしてしまった今、登山から釣りへと趣味のフェーズが移る可能性はより高まったと言える。(まあ釣りも足使いそうだけど)
……備えておこう、未来の趣味に。
【唯識の思想】
「いや絶対読まずに積むわこれ」と心の中で思いながら購入した本。
もちろん購入のきっかけはコテンラジオで紹介されていたからである。
というか自分が仏教に興味を持ち始めたきっかけがコテンラジオの仏教関連回だったりする。
現在やっている「鑑真」についての回も毎週楽しみにしているし、過去の「玄奘三蔵」、「最澄と空海」、「仏陀」の回なんかも非常に勉強になった。
まあ自分は葬式のあれこれで、実家と関わりがある坊さんとは縁を切りたいわけだが、日本の葬式仏教と本来の仏教は違うものだ。
おそらくこの本の内容は今の自分では理解できない気がするが、理解できない本を読むっていうのも大事みたいだし……
自分のペースで勉強していこう。
【室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」】
「耳鼻削ぎの日本史」にて非常に学びを得たことでハマった、清水克行先生の最新本である。
きっとまた現代人が理解しがたい室町時代のあれこれを楽しく教えてくれることだろうと期待して購入。
いや正直1000円を越える本は購入に躊躇してしまう自分としては1700円はキッツいなと思ったが……まあクリスマスだからね!!(脳死)
現代の生活に苦しくなった時、室町のヤバさに思いを馳せて精神を安定させるとしよう。
【加耶/任那―古代朝鮮に倭の拠点はあったか 】
「その昔、日本は朝鮮半島の一部を支配していた…!」
そんな「任那日本府」の話を過去に聞いて覚えていた自分だが、なにやら最近では「いやそういう感じじゃないのでは…?」という学説が主流になりつつあるらしい。
なにせ古代のことなので真相究明は大変らしいのだが、「この本は良い感じにいろんな資料をまとめている」とかいうレビューを見たので購入。
こうやって今まで学んだ歴史が研究の進展で変わってくるのはよくある話だが、できるだけついていきたいものだ。
……積まないことを祈ろう。
【神聖ローマ帝国 三十年戦争 1・2巻】
「センゴク」シリーズで1000万部を売り上げた宮下英樹氏がまさかの神聖ローマ帝国を漫画にしたとのことで購入。
ちなみにコテンラジオでも「神聖ローマ帝国」という単語は度々出てきていた気がするが、自分はそれが何なのかは未だによくわかっていない。
たしかどこかで「神聖でもないし、ローマでもないし、帝国でもない」と聞いた気がするが……結局何なのだろう?
まあそんな神聖ローマ帝国についてこの作品で学べたら良いなと思いつつ、絶対漫画より他の本読んだほうが早いだろと思ってもいる。
(完結は10年後とかだろうか……)
【暇と退屈の倫理学】
なんだか「東大生が絶賛!!」ということで有名な本。
もちろんそんな話を聞いたら自分は速攻で買う凡人なわけだが、実はこの本との出会いはKindle Unlimitedに入っていた頃になんとなく手に取ったものだったりする。
そして他の本を読むのを優先した結果、結局この本を全部読み終わる前にKindle Unlimitedの期間が終了してしまった。
でも、なんとなく面白かった記憶はある。(序盤しか読んでないけど)
だったらもう購入して手元においておこうという結論に至った次第。
今度は期限を気にせずマイペースに読んでいくとしよう。
【目的への抵抗―シリーズ哲学講話―】
「暇と退屈の倫理学」を書いた人の本というだけの理由で買った本。
帯には「暇と退屈の倫理学がより深化。東京大学での講話を収録!」とあるので、きっと面白いと信じている。
あとなんだか「大学の講話を収録!」とか言われると、「じゃあ授業料的に1000円くらい払ってもいいか…?」という謎のハードル下げが自分は発動することに気付いた。
なお、この本を読むのは「暇と退屈の倫理学」を読んでからになるわけなので、一体いつになったら読めるのやらだ。
増える積読。
【世にも奇妙な人体実験の歴史】
「マッドサイエンティストたちのヤバい物語がいっぱい!!」なんてことを聞いてしまっては買わずにはいられない。
だが今の科学があるのも、かつての無茶苦茶な科学者の実験があってこそである。
暇でなんとなく知識を詰め込みたいときに読んでいこうと思う。
400ページ越えでボリューム満点!!
【世にも危険な医療の世界史】
爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書。
梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸!
かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。
なんだかもう掴みの文章だけで買わずにはいられなかった。
やっぱり人間はこういう地上波では流れないであろうダークな情報に興味が湧いてしまうものなのだろう。
思えば自分が昔のトンデモ医療に興味を持ったのは、三崎律日氏の『世界の奇書をゆっくり解説』で武器軟膏の話を知ったのがきっかけだった気がする。
「傷口ではなく、自分を傷つけた武器に軟膏を塗ると、なぜか傷が治る」
およそ正気の沙汰とは思えない武器軟膏が本当に効いちゃうという事実と、そうなった理屈を知った時は本当に驚いたし、自分の思考の浅さに気付かされたのを思い出す。
あのときの感覚を求めて、今もこういう本を漁っているのかもしれない。
【日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請】
神仏に罪の有無や正邪を問う裁判を、『神判』という。
日本だけでなく世界各地で見られるこの方式だが、日本では盟神探湯(くかたち)などが有名だろうか。
煮えたぎった湯の中に手を入れ、火傷をしたら有罪、無事なら無罪という、意味がわからない裁判方式である。
自分がそれを知った時は、「昔の人の知能大丈夫か…?」と思ったものだが、果たして本当にそんな理解で良いのだろうか?
荒唐無稽に思えるこの行為にも、社会的な要請による真っ当な理由があったのでは……?
……みたいなことが学べそうだなと思って購入した。
以前トイレから認知症に話題が飛び、「サッカー・グラニーズ」という本を紹介したが、アフリカに未だに残る魔女狩りによる認知症患者の排除もまた、あの社会を維持するには(現状では)有効とみなされていることなのだ。
古代日本で行われていた神明裁判やくじ引きも、科学的な正解とかそういうものではない理由で運用されている、効率の良いものだったのだろう。
……いやまだ読んでないからわからんけども。
うん、なにげに一番読みたい本かもしれない。
【人生にゆとりを生み出す 知の整理術】
「phaさんの本は良いんすよ〜!!」とどこかで聞いたので購入。
なにやら著者は有名ブロガーで、色々やってきたらしい。
子供の頃からネットに浸かりまくりだった自分だが、ブロガーにはあんまり接してこなかったのでこれもいい機会だ。
もう7年前の本だが、きっとなにか得るものはあるだろう。有名ブロガーだし。
なんかこう……きっと……!!
【ラテンのフィルターを通した世界はいつでもポジティブ 社会不適合者の人生サバイブ術】
最近めっちゃハマっている動画投稿者、ルス・グアダルーペ氏の本である。
ルスさんは見た目はなんだかすごくほのぼのした女性なのだが、住んでいる場所が日本人的には危険なイメージしかないメキシコで、全然ほのぼのしていない単語が動画内で飛び出すというギャップが面白い。
そしてなにより未だ海外に出たことのない自分としては、こうやって実際に現地に住んだ人から情報を得られるのは非常にありがたいのだ。
「動画見れば済むのでは…?」と一瞬思ったが、クリスマスだからね!!
……自分はいつも心の何処かに「海外で暮らしたい」という思いを抱いているのだが、いつまで経っても行動に移せないまま今に至る。
なので実際に行動できている人は凄いなあといつも思うのだ。
noteでも海外旅行が趣味な人の記事を大量に見てきたが、一体自分が彼らと同じステージに立つのはいつになるのやら。
なお著者は現在日本の福岡に帰ってきているらしい。
あぁ、福岡もまた行きたいなぁ……!
【山の向こうから水を引け!地図と地形でわかる日本の川と流域外分水】
こちらはまさかの買ってすらいない本なのだが、非常に読みたい気持ちはあるので最後に紹介したいと思う。
どうもこの本は「日本という国を発展させるにあたり、いかにして水を持ってきたか」というニッチすぎる内容を書いているらしく、すごく良い本な予感がするのだ。
国が発展するには水が不可欠。
しかしそれが欲しい場所に存在しない場合、どうにかして他所から持ってくる必要が出てくる。
自分が知っているそれっぽい事例は琵琶湖疏水くらいのものだが、この本の中にはそれ以外の興味深い流域外分水が10例も載っているらしい。
【本書が採り上げた10の流域外分水】
安積疏水(福島県/猪苗代湖の水で「不毛地帯」の安積台地開拓)
両総用水(千葉県/房総半島南東部まで利根川の水を引き、水田を広げる)
深良用水(神奈川県・静岡県/芦ノ湖の水を外輪山の外に出す)
うそぶき放水路(山梨県/河口湖の水を相模川へ)
愛知用水(長野県・岐阜県・愛知県/木曽川の水を知多半島先端、その先の島嶼部まで行き渡らせる知恵)
吉野川分水(奈良県・和歌山県/和歌山県に流れ出す水を奈良県へ)
愛媛分水・香川用水(四国四県/吉野川の水を瀬戸内へ)
福岡導水(福岡県・佐賀県/水に乏しい福岡都市圏へ筑後川の水を渡す)
通潤用水(熊本県/阿蘇の高原を潤す)
宮古用水(沖縄県/宮古島の地下にダムを作り水を溜めて島全体へ)
こりゃあ凄そうだねぇ……!!
……だけどこれ、お値段が3000円である。
そして豊富な図解があるのは嬉しいのだが、全編が画像での書籍になっておりスマホどころかPCでも文字を読むのが厳しく、Kindleの読み上げ機能も使えない。(使って読むものでもない気がするが)
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そのため、買うにしてもこれは紙の書籍のほうが良さそうという判断で購入は一旦やめておくことにした。
そのうち読むぞ……!
というわけで、クリスマスにまさかの本の紹介記事である。
しかも買ったけどまだ読んでない本という謎紹介になるとは……。
今年のクリスマスは今までと別の意味で混迷を極めている。
そして注目のクリスマスの病院食だが……
ケーキは出なかった。(残念)
ま、まあでも照り焼きチキンとかでクリスマス要素はしっかり出してくれてたから……!
あれこれ制限のある中で、クリスマスメニューをしっかり用意してくれたことには感謝である。
これもまた貴重な経験だと思って刻み込もう。
なんやかんやで、メリークリスマス……!!
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