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【目薬】『げんこつ法』を小耳に挟んで感心する
大部屋で入院していると、他の患者が回診にやってきた医者や看護師としている会話が丸聞こえだったりする。
喫茶店で他のテーブルの会話を盗み聞きしているようで非常にアレだが、耳に入ってきちゃうんだからしょうがないのだ。
例えばフィリピンから来て働いてくれている看護師さんが子持ちの患者さんと話していたときは、「子ども3人なの?フィリピンじゃそれでも少ないよ!」「5人子どもが居ると支援があってね…」などなど、貴重な現地情報を知ることが出来た。
(そのあと日本語で調べた限りでは、支援の内容はよくわからなかったが)
でも周囲の人がポコポコ産むのが当たり前で、地域で育てるという環境が確立されていると、少子化になんてならないんだなと実感する話だ。
一昔前の日本もこんな感じだったはずなのだが……。
そして話は変わるが、
最近知ったのが『げんこつ法』というテクニックである。
目薬を失敗しまくる患者に対して、回診の医師が教えていたのをカーテン越しに聞いたのだった。
『げんこつ法』は目薬をさすときに用いるテクらしいのだが、
片手をげんこつにして下瞼を押し下げて、目薬を持った側の手は、そのげんこつを支えにすることで安定して目薬がさせるのだという。
いやまあ文字じゃわかりにくいと思うので動画を載せよう。
(検索したらなぜか4年前にウェザーニュースが投稿していた)
……思えば目薬のさし方に関しても、自分はなんとなくノリでやってきた気がする。
目薬をさしたらパチパチしちゃダメで、1分くらい目を閉じるのが正解ということはどこかで聞いたものの、世の中にはこんな目薬テクがあったのだ。
自分は今までそこそこ目薬をさすのに失敗してきたわけだが、目薬をさす側の手の安定なんて考えたこともなかった。
賢い人は問題が起きたらそれを放置せず、しっかり解決策を編み出すのだろう。
(すごいなぁ……)
そんなわけで、盗み聞きによって新たな知識を得た。
自分が今後目薬を使う際に『げんこつ法』をしっかり思い出せるかはともかく、非常にためになるテクを知ることが出来て良かった。
こういう『医療従事者は当たり前に行っているテクニック集』とかがあったら学びが凄そうだ。
皆さんも気が向いたら、『げんこつ法』をどうぞお試しあれ。
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