【遭難】登山できない体だけど『山岳保険』について先走って調べてみた【日常の事故も!?】
保険についての記事を昨日書いたことでふと思い出したのだが、実は自分はちょっと前まで登山者向けの保険に入っていた。
現在アシストスーツを着てでもどうにか登山しようと画策している自分なわけだが、今後また登山する際は保険も万全にしておかねばならないだろう。
なのでここはひとつ、改めて山岳保険について調べておこう!
(登山可能になるのはおそらく1年以上先だろうけど…)
【やまきふ共済会】
自分が最近まで入っていたのは、やまきふ共済会の「やまきふプラス」という山岳保険である。
金額は年間7500円なので、一ヶ月にすると625円。
この山岳保険は500万円(登山届を出すと1000万円)までの捜索費用等をカバーできるとのことで、ソロ登山者である自分はいざというときのことを考えて加入していたのだ。
……まあでも、ここ数年は全然登山できていなかったので、「じゃあもう必要ないか」と、去年解約してしまったのだが。
……ふむ。あらためてメールを見ると、自分は7年間も入っていたらしい。
「じゃあ合計5万円くらい無駄にしちゃったのかぁ…」と思ってしまいそうだが、『やまきふ』という名前の通り、この保険料の一部は山のために寄付されている。
なので決して無駄ではなく、「怪我もせず、山の整備にも貢献できたなら最高だよねっ!😊」という豊かな気持ちになれるのがこの保険のいいところだ。
……おや?
サイト内になにやら気になる記述が……?
入院日額2000円……? 傷害手術2万円……!!?
……そう、実は自分が加入していた「やまきふプラス」には、日常生活における怪我の保証もついていたのである。
つまりもし自分が解約せずに今も加入していたなら、
仮に3ヶ月(90日)の入院だとして、入院費18万円と手術1回2万円の計20万円が受け取れていたということで……?
・・・
ず、頭痛がッッ……!!
【ココヘリ】
……き、気を取り直していこう。
昔ビットコインが1BTC=40万円の頃に全部現金化しちゃったことに比べたら全然マシだから……!!
さて、今回調べて初めて知った山岳保険に『ココヘリ』というものがある。
どんなサービスかというと、入会すると発信機が手元に届き、それを携帯しながら登山することで、遭難時にココヘリの所有するヘリやドローンで早期発見してくれるというものらしい。
更にその後の二次捜索時においては、ココヘリが提携する救助隊が救助活動に参加してくたりもするようだ。
それらを合わせて550万円まで費用を負担してくれる保険とのこと。
まさかヘリやドローンを追加で動員できる保険があったとは……!
なお、コースによって発信機の性能や保険内容に違いがある。
大半の人はベーシックで大丈夫だとは思うが、SUMMITにするとほんのちょっとだけ入院保障やらが充実するようだ。
とはいえSUMMITの入院日額1000円というのは、月額1560円のコースにしてはさほど手厚くもないような……?(やまきふプラスは入院日額2000円だし)
そして山岳保険は1年契約が基本なので、合計するとなかなかの出費になってしまうのがきつい。
そんな人のために1日レンタルも一応あるようだが、どうやら使える場所がかなり限られているようだ。↓
まあココヘリの紹介動画を見るに、基本的に他の山岳保険と組み合わせて使うことを推奨されている感じなので、入院関連の保障はおまけ程度なのかもしれない。
ベーシックでも1億円の個人賠償責任補償や3万円までの道具補償なんかはついているし、自分が入るなら『ベーシック+他の保険』の組み合わせだろうか。
あと注意点としては、保障を受けるには『登山計画書』を家族に共有&ココヘリに提出するのが必須であり、もし遭難した際は、それに気付いた家族がココヘリに捜索を依頼するようにしっかり伝えておく必要がある。
……うーむ、やはり山にふらっと行くのは駄目だな。
そして関係ないけど補償なのか保障なのか保証なのかわけがわからんので、文中に混在するのは許してください!!
【まさかのAppleWatch Ultra3】
そして最近やけに自分が話題に出しているAppleWatch Ultra3だが、なにやら『衛星を使ってのテキストメッセージ送信に対応する可能性がある』とのニュースが入った。
これは圏外の状態でもどうにか助けを呼べる手段ということで結構前に話題になったのだが、日本だと2024年7月にようやくiPhone向けに提供され始めたサービスだ。
これが本当にスマートウォッチだけで可能になるとしたら、かなり素晴らしいことだといえる。(なんかSIM契約必須とか言い出しそうだけど)
まあ先述したように、この機能自体はiPhone14以降ならもう使えるものではある。
だが山ではスマホを落としちゃったり、壊しちゃったりすることだってあるだろう。
しかしAppleWatch Ultraなら、腕に常時つけてるし、なんか硬そうなので、無くしたり壊したりする確率が低いというわけですよ!(たぶん)
やっぱりUltra3待ちが正解だな!!
ちなみにこの機能は現在、iPhoneをアクティベートしてから2年間は無料となっているのだが、追加で1年無料になったりで、現状誰一人として有料化した人間が存在しない。
なので今後有料化した場合にいくらかかるかは未だに謎である。
まあでも、こんな1年に1回使うかもわからない機能を有料化したら、使う人は激減しそうな気がしないでもない。
せっかくの命を救う機能がお金の問題で使われないというのは悲しいものだ。
とはいえ衛星の使用料だってタダではないだろうしな……。
Appleがどんな選択をするかに注目である。
(iCloud+の50GBと抱き合わせとかなら全然払うけど)
とまあそんなわけで、またもや使えるはずだった保険をみすみす逃したことが判明したわけだが、人生ホントにうまくいかないもんである。
まあでもヤマップを始めとした登山アプリの仕上がり具合といい、今回紹介したような山岳保険といい、ガジェット類といい、登山はどんどん安全なレジャーに近づいているのを感じる。
今や弱者となった自分は、しっかりこれらに頼っていくとしよう。
もちろん体も鍛えつつ。
体といえば、現在リハビリはついに全荷重という最終ステージへと進んだ。
だが実際歩いてみると、左足がたまにふにゃふにゃする。
……まだまだ杖や手すりに頼らなければ移動は出来ないようだ。
現状に少し打ちのめされつつも、登山ができるようになった未来に思いを馳せる。