コーヒー探求で知った『クリーミングパウダー』の価値について
コーヒー探求の日々が続いているが、使わなくなったものがある。
それは「牛乳」だ。
いや、牛乳はグラタンや芋ういろ作成で必須なので、決して冷蔵庫から消えるわけではないのだが、コーヒーでは使わなくなったということだ。
なんというか、コーヒーに牛乳を入れると薄くなりすぎるというか、合わないコーヒーには本気で合わない事に気づいた。
この変化は自分がコーヒー豆ごとの味の違いがわかり始めたのがきっかけでもあるが、それ以上にクリーミングパウダーを使い始めたことが大きい。
カルディでたまたま見かけて買ってみたクリーミーシュガーパウダーだが、これを使うとコーヒーが超飲みやすくなる上に、豆の特徴もわかる。(気がする)
自分は1ヶ月のコーヒーミル生活を過ごしてもなお、ブラックの良さというものが理解できていない状況だが、ミルで挽いて作ったコーヒーとクリーミングパウダーを組み合わせると、苦味が減ってすごく美味しいのだ。
そして牛乳を使ったときのような味が薄くなってしまう感覚もない。
あまりの美味さに、時間をかけてペーパードリップしたコーヒーが瞬時に飲み終わるレベルである。(もったいない)
しかし考えてみればこのクリーミングパウダーという存在、昔はそんなに好きじゃなかった。
「なんでこんなものを入れる必要があるんだろう」と思っていたくらいだし。
……やはり人間の味覚は変化するのだ。
こうやって、自分の人生に必要ないと思っていたものがやっぱり必要になるという展開は、今後も色々あるんだろうな……。
ちなみにクリーミングパウダーは色々と種類があり、AGFやUCCやネスレや森永乳業などのコーヒーに関わりが深そうな会社がそれぞれ独自のパウダーを作っている。
まあ一部健康界隈では、
「こんなもの食品添加物の塊!!トランス脂肪酸!!飲むプラスチック!!洗剤!!!陰謀!!!!」
とかなんとか騒がれることがあるクリーミングパウダーだが……
美味しいから使うのも仕方ないよね!!
そんなクリーミングパウダーの中で唯一、森永乳業のクリープは植物油脂ではなく乳製品由来の成分なので許されているらしい。
しかし自分が実際にクリープを使ってみた感想をいうと、ちょっとミルク系の匂いが強すぎる気がする。
コーヒーの持つ香りを打ち消してしまうレベルなので、せっかく手間をかけて淹れたコーヒーにクリープを使うのは自分的には回避したいところだ。
なんにせよ、今後もクリーミングパウダーにはお世話になりたいと思う。
クリーミングパウダーが人体に良くないのは確かなのかもしれないが、日本人はトランス脂肪酸の摂取量が欧米より少ないらしいし、そもそも気にし始めたら牛乳をレンジで温めるということすらできなくなるのだ。
自分は楽に、美味しく生きていこう。
気にしすぎる生活が大変なのは、過去に糖質制限をやって知っているからね……
そしてそんなクリーミングパウダーをハンバーグに使うと良いという謎の情報があった。
そう、別にクリーミングパウダーはコーヒーのためだけにあると決まっているわけではないのだ。
こういう柔軟な発想を大切にしなければなと思う。
ちなみにクリーミングパウダーを入れたハンバーグは、柔らかくて風味が良くなるとか。
料理の世界はまだまだ可能性に満ちていそうだ。
……そういえば、ChatGPTはGPT-4になって料理のレシピ提案に関してはどれだけ進化したのだろうか?
将棋で人間の思いつかない発想の手を指したように、料理でも人間を越えた斬新な提案をしてくれるようになったら、なんだか世の中が楽しくなりそうだ。
そういう面でも、AIには頑張ってほしい。
そんなわけで、コーヒーに悩んでいる方はクリーミングパウダーと砂糖に素直に頼ってみよう。
自分もこの先ブラックに味覚が目覚める日までは、このスタイルに落ち着きそうだ。
自分が美味しいのが大事である。
【追記】
濃く作っちゃったコーヒーに気まぐれに牛乳使ったら……
やっぱこれもありだわ……!!
……ブレブレである。