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【つながる旅行記#152】太宰府天満宮アート巡り(菊・懸崖・盆栽)
前回は菅原道真の紹介で終わった感があるが、今回は太宰府天満宮の中をしっかり巡っていこう。
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こちらの良い感じの休憩スペースみたいになっているのは絵馬堂。
前回ラストで謎の現代アートの写真をちょっと載せたが、菅原道真は学問の神様であると同時に文化の神様でもあるらしい。……役割多いな。
(これも御霊信仰が過激になった影響なのだろうか)
なので、こういうアート的な要素が太宰府天満宮にはいっぱいあるのだ。
公式HPでもアートを押し出しているくらいだし。
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正直なところ、絵馬堂の展示は網越しに見るので鑑賞はちょっと厳しいのだが、こうしないと鳥が巣を作ったりとかしちゃうのかもしれない。
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歩いていくと大菊花展がやっていた。
ふいに懐かしさがこみ上げる。
なぜなら昔、自分は菊を育てていたからである。
とはいえあの経験が生きた機会は、今のところないのだが……
いや、こうやって菊の展示に興味を持てるのはあの経験のおかげなのか。
ここへ来てやっと、意味が生まれたのかもしれない。
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思えば、自分が長い時間をかけて育てたものでしっかり優劣をつけられるというのは菊が初めての経験だったかもしれない。
朝顔の観察ではそんなことは考えなかったが、菊に関しては学校をあげて素晴らしい菊を育て上げることを競っていたのだ。
休みの日もわざわざ学校に水をやりに行ったりとかね……
……いやなんだか菊の話で1000字いけちゃいそうだ。
さっさと巡らねば。
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中学、高校、大学と合格祈願の絵馬が勢ぞろい。
中には自分の応援するアイドルの合格を祈願するものもある。
(そういうのもあるのか)
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そんなわけで雨が結構降ってきて勘弁してほしいが、これが本殿。
牛が止まって、道真の墓所が作られた場所である。
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なんだか花を集めた盾があった。
近くにある看板によると、これは「大懸崖花段」というそうだ。
花枝先が鉢よりも垂れ下がった作りを懸崖(けんがい)といい、その中でも2m以上のものを大懸崖と呼ぶらしい。
凄いインパクトだ。
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そして盆栽ゾーンもあった。
太宰府天満宮、実に文化的だ。
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正直最近の自分はちょっと盆栽に興味が湧いている。
なんだか盆栽って、ジオラマやミニチュアに繋がるものを感じるのだ。
小さい鉢の中に自然を凝縮しているというかなんというか。
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良いなぁ……!!
(鑑賞の仕方は知らないが)
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最初見たときは首が切られた鳥の像かと思ったが、鷽(うそ)という鳥の銅像があった。
よくよく見ると可愛い。
しかし凄くシンプルなデザインである。
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鷽は毎年1月に行われる「鷽替え神事」に関わりがある。
鷽替え神事とは、「前の年に知らず知らずのうちについた全ての嘘を、天神様の誠の心に取り替える神事」……とのこと。
「誠の心に取り替える」というのが一体何なのか、自分の知力ではよくわからないわけだが、嘘の謀略によってこの地に流されて死んでいった菅原道真に対してこの行事とは……なかなか凄い発想というかなんというか。
これもやはり御霊信仰の「嘘の謀略で左遷させたことも、道真公はもう許してくれてるよ!」ということにしたい人間の意図をなんとなく感じるわけだが……いや、あまり考えないようにしよう。
きっともう菅原道真も許してくれているし、嘘も誠の心にしてくれているのだろう。
そうしておいたほうがみんな幸せなのだ。
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思った以上に文化的要素がいっぱいだった太宰府天満宮。
さすがは学問&文化の神がいる場所だ。
それでは、太宰府天満宮をあとにして九州国立博物館へ向かうとしよう。
ここで「えっ!飛梅の紹介は!?」と思った人はかなり教養のある人だ。
しかし残念ながら、2016年の自分にそんな文化的知識は無い。
飛梅を盛大にスルーしつつ、博物館へ。
教養って、大事ですね……!
次回へ続く…!
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