【つながる旅行記#320】バスを待ちつつ『ファーストクラス大福』を楽しむ【高知】
前回は高知城の中にジオラマがいっぱいあって楽しかったです!
さて、小学生みたいな感想を垂れ流したところで、次の目的地を探そう。
予定は何も決まってないが、なにせ時間はいっぱいあるのだ。
とりあえず高知駅にでも戻って策を練るとしよう。
とまあそんなこんなで色々見つつ高知駅まで戻り、観光パンフレットと『MY遊バス』のチケットを購入した。
なんとこれによってバスと路面電車が1日乗り放題になるらしい。
こういう旅行者用のお得チケットを使うのも大事なことである。
それではさっそく桂浜行きのバスを待つとしよう。
土佐三志士の背中を見つつ……。
ズームしてよく見たら、坂本龍馬の背中に謎のマークがあった。
どうやらこれは龍馬家の家紋で、『組合角に桔梗』というものだそうだ。
個人的にあまり見たことがない家紋なので興味深い。
まあそれはそれとして……
この『ファーストクラス大福』をはやく食べようか……!!
なんでもこの大福は高知の激レア豆として知られる銀不老豆(ぎんぶろうまめ)が使われており、ファーストクラスの機内食に採用されちゃったこともあるという凄いお菓子なのだ。
こりゃもう実質、ファーストクラスに乗って高知に旅行しに来たようなものなのでは……?
さてさて、見た目は非常に良いが、お味はいかに……?
ではいただきます!!
(ハムッ……)
美味い!!!(語彙力)
呉に行く際に食べた山田屋まんじゅうと比較すると、なんというかこっちはかなり親しみやすいお菓子な気がする。
生地にはココアパウダーが練り込まれ、中身は白あんとクリームの2重構造。
正直大体の人が好きそうなお菓子だといえる。
いや〜、思い切って買ってよかった!
まあでも、自分がファーストクラスに乗ることなんてなさそうだなとは正直思ったりもする。
だからお菓子だけでも食べれてよかったよ……!
……と思っていたが、よく考えたらこれは”国内線”のファーストクラスに出たお菓子なのだ。
調べてみると、実は国際線のファーストクラスは何百万円もするが、国内線のファーストクラスだったら数万円くらい追加すれば普通に乗れたりする。
追加料金的には新幹線のグランクラスより安いことすらありえるようだ。
まあ国際線のファーストクラスのサービスと比較すると流石にあらゆる面で差はあるようなのだが、専用ラウンジや保安検査場、軽食、優先搭乗や手荷物の優先返却などなど、国内線のファーストクラスも特典は盛りだくさんだという。
へぇ……!
なにやらお菓子をきっかけに新たな知識を得て、ついでに目標まで出来てしまったかもしれない。
そうか、ファーストクラスはそんなに遠い存在ではなかったんだな。
これで「自分、ファーストクラス乗ったことあるんすよ…!」という自慢ができる可能性が見えてきた。
いや、『国内線』だとバレた瞬間に盛大に恥をかきそうだから、やっぱり自慢するのはやめといたほうがいいか……?
まあなんにせよ、そのうち1回くらい乗ってみたいものだ。ファーストクラス。
※(なお、高知にはファーストクラスは飛んでいないのでご注意を)
いやしかし高知にこんなお菓子があったとは。
なにかしら学ぶ機会はどこにでもあるものだなと思いつつ、大福をモチャモチャ食べながら桂浜行きのバスを待つ。
あぁ、旅行はこういう自由さが良いんだよな……。
旅の良さを噛み締めつつ、次回へ続く……!