金持ちになる人とそうでない人の個人的な考え
仕事や外出をする中で色々と人々を観察して、気になったことがある。それは「無駄に金を遣いすぎる人が多すぎではないか?」ということである。
そこで今回は個人的に考える、金持ちになる人とそうでない人の違いを比較しながら述べていく事とする。
①まず金持ちについて。
金持ちは美術工芸品、書籍類、ゴールド、トレカ、株などの金融商品といったように、
後にも残るほどの現物や後から価値の上がる商品に資金を投じることを惜しまない
傾向にある。また、人脈作りにも余念がないことが多く、援助を受けたり行ったりなど後々の資産形成にも繫がっていく(人脈は人同士が繋がりを持ち、支援をし合う過程でお互いが利益を得やすくできるので、生きていく上での最大の資産であると言ってもいい)。
その反面、形の無い物や消耗品にはできる限り多くの消費をしないように心がける傾向にあり、無駄をできるだけ削ぎ落すことにも手を抜かないことが多い※1。特に固定費をはじめとした日常生活における支出を抑制するのは利益を多く確保するための重要な手段なので、普段から支出の見直しを行うことが財を富ませる一歩という基本を押さえているからこその行動なのだろう。この手の人は先のことを考えて行動する場合が多いので、
将来を見据えて行動することができる人
と解釈できる。そのような人は将来的に伸びしろのあるものを見抜くための能力が高い場合が多いので、結婚相手に選ぶのには最良な存在と言える。
②次に貧乏人について。
貧乏人は酒やたばこ、ギャンブル、ソシャゲ類への大量課金、トレカ類のオリパ、通信費、各種ポイントといったような
形のないものや将来的に価値の上がらないもの・こちら側が確実に大損するものに多くの資金を投じる
傾向にある。いずれもただ消耗するだけで後には何も残らないことがほとんどのため、先を見ればどうなるかは明らか。貧乏になる理由ここにありということである。
消耗だけだったり形の無い物(ここでは株などの金融商品や人脈関連を除いたものを指す)というのは後には何も残らない為、それらのものにしか関心が無い・お金を使わない人というのは
目先のことしか考えることができない人
という解釈が可能。将来のことよりも今のことを優先しがちなのが貧乏人によく見られる傾向の1つであり、そういう人と一緒にいるということは資産形成がしにくいということでもあり、将来的にじり貧になる可能性がより大きくなる。そのため、結婚をするのであれば価値の上がる物以上に消耗品や形の無い物にばかりお金を消費する人は長い目で見れば確実に損をするのでその手の人とするのは止める方が賢明で、いくら収入がたくさんあっても消費の方が大きくなりやすく、トータルで見れば損の方が益よりも大きくなることさえあり得る。
ちなみに消耗品や形の無い物というのは価値が上がらないことが多い性質を持つため、そのことを利用して大手企業がよく便利だの得をするだののキャッチコピーを前面に出しつつ多くの人を勧誘しようと動いている。それら大手が積極的に勧めてくるものは手を出した時点で基本的にこちら側が9割9分負ける構造になっていて、特にポイントという名のわずかなおこぼれ(しかも大半が200円ごとに1ポイント付与という無価値のゴミ※2)のために大量の金銭を消費する人はとても多く、しかも損の方が大きいのでポイント稼ぎは資産をどぶに捨てていることと同じで知らずのうちに大企業の餌にされているのである※3。
ポイントを含め、形の無い物を消費者に便利と思い込ませ、経済圏※4という名のもと囲い込みを行い客を逃がさないようにする仕組みを構成しているのも大手企業の特徴で、気付かないところから客を大損させつつ大手を富ませるという上手く出来たシステムは多くの人を消費だけさせおこぼれすら簡単に与えない凶悪かつ陰湿なやり方で、こんなものに取り込まれると貧乏人への道まっしぐらとなる(経済圏=貧乏人生産システムである)。先のことを深く考えることができないとそうなるリスクを伴い、経済圏という名の囲い込みに自ら取り込まれる現代日本人がとても多いことは、それだけ目先のことばかりにしか関心を持たない・持てない人が増加していることの表れでもある。経済的貧困者となるのも当然のことである。
③まとめ
ここまで金持ちになる者と貧乏人になる者の特徴とその比較を行ってきた。
今までの内容をまとめると、金持ちになる素質を持つ人は少なくとも以下の5つがあると言える。
1 将来のことを考えて行動できるか※5
2 目先のことばかりにしか関心を持てない人でないか
3 後に残らない物の消費に軸足を置きすぎていないか
4 人脈作りを重視しているか
5 収入に対して支出をどれだけ少なく抑制できるか
それらを意識することで、良いものを一瞬で見抜くだけの能力を磨くことが容易となり、自らの生活上における立ち回り方を良い方向へ進められることに繫がる。特に結婚相手を見つける場合にはいずれも重視されるもので、現時点での収入の額面など表面上のスペックだけでは決して測ることはできないものばかりである。
※1 特に通信費関連は金持ちほど格安simを使用する人が多いという話がネット上を中心によく取り上げられる。実際には使い放題も多いのだろうけれども、そういう話題が多く出てくるということは通信費を普段の使用量を考慮しつつ効率よく削減することがお金を増やす手段であるということを暗に示していると言えよう。
※2 ちなみに200円=1ポイントと仮定して、1を200で割ると1÷200=0.005となり、1%よりも低い。そのため、各種ポイントは1円よりも価値の低いものであることが分かり、銀行預金の金利並みの低さとなっている。どう考えても消費者への利益は無きに等しく、参加した時点で負け確定であり、その不利な仕組みの支援のためのポイ活などという大企業への献金を推進するような行為は詐欺行為そのものであると言ってもいい。自動的にこちら側が損を被るのでギャンブルと何ら変わらない。
※3 しかもその事に気が付かない人は多く、中には今あるポイントや仕組みすら把握しない人も結構いるのでポイント=得すると思い込んでいる人は相当数存在するのだろうと思う。
※4 経済圏=囲い込みで、悪いものを良いものに見えるように繕うための聞こえの良い言葉の代表である。消費者からの富の収奪と自らの利益確保のため近年大企業を中心に推進しているところが目立ち、しかも疑う人がほぼ無く素晴らしいものであると思い込む者が多数なので、いかに言葉を自在に操れるところがとても強い力を有しているかがうかがい知れるというものである。
※5 歴史上、名君と呼ばれる人は経済政策が上手い傾向にあることを以前に述べている(詳しくは『為政者の有能さは経済政策で見抜ける』の記事を参照)が、それは先を見据えた行動をとる場合が多いからだと考えている。現代においても金を多く持つ人というのは人脈や価値の上がるものへの投資を怠らないので、先を見据えた行動が財を富ませるための方法であることは今も昔も変わらないということである。
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