車社会は分断統治

車社会は分断統治である。

先ず車社会によるメリットとデメリットを挙げてみる。

メリット
・時間に束縛されずに移動ができる

デメリット
・維持費や購入費用が非常に高い
・免許(しかも取得には高額の代金が必要)が必須
・道路を横断しようとしている人など、周囲のことなどお構いなしに走らせるのが目立ちやすくなる
・人通りが少なくなる
・排気ガスの増加
・騒音の悪化
・道路の拡充や駐車場必須になるなど、街づくりがいびつになりやすい
・公共交通の衰退に繫がりやすい
・車の所持や免許取得を相手に強要する人が増える
・買い物難民の発生

※ちなみに公共交通利用の利点と欠点は車社会のそれらをほぼ逆にしたものになる。


車を利用しないと移動はおろか日常の生活すら困難になるだけでなく、人通りが少なくなるので人々間の交流の減少も避けられなくなる。さらに、相手に免許取得や車の所持や使用を強要する人が増えたりするなど相手の気持ちを自然と考えなくなる人が多くなる要因にもなる。

酷いのが大手企業による傘下店の増加+駐車場設置+人通りが少ないような僻地への進出の組み合わせであり、それらのコンボにより一部以外人がほとんど集まらなくなるという現象が発生し、結果的に人々間の交流が失われ過疎化や買い物難民の発生といった弊害を生じさせるのである。

また、都市一極集中への容易さから、車は強制移住政策のための手段として用いる事が可能(マスゴミをはじめとした大手の報道関係が全くと言っていいほど車社会の問題点を取り扱わない理由の1つでもある)。

違う土地に住まわせて愛郷心・愛国心を失くさせ、経済的に搾取し続けていくのに使えるからこそ、車社会が継続され、所有が強引に押し付けられるのである。特に公共交通の弱い地方だとそうした傾向が非常に強く、人口減少を引き起こし、酷い場合だと買い物難民をも生み出している。歩行だけだと簡単に辿りつかない場所に大型店舗をつくり、その圧倒的な経済力にモノを言わせて身近な商店街を壊滅させて大型商業施設への利用へと誘導させる、そのために車の利用を半ば強制的に押し付けられるのである。車の持てない人は引きこもりがちになるか移住をするかの選択を迫られる。そうなると生まれ育った土地への愛着などわくはずもなく、向かう先は地に足のつかない浮浪者さながらの生き方をされてしまうのである。

まさに車中心の社会は資本主義の権化であり、分断して統治するために都合の良いモノであるということがはっきりしている。


以上から車社会は分断統治なのだが、大手マスゴミ(あえてそう呼ぶことにする)はほぼ無視する姿勢をとっている。要は車社会が税収や支配の強化に好都合ということだからなのだろう。

ちなみに私は車社会というのが大嫌いである。相手のことを考えろという割には車の所有を強要しようとする人があまりに多く、それどころか車が増えていることに関して批判的でないところばかりなのが酷すぎるし矛盾も甚だしい。

あと話がずれるけど、人の性格を判断したい場合には車社会に対して批判的かどうか尋ねてみるのもいい。これだけで人の性格というのがおおよそ見えてくるので、気になる相手がどういった人なのかを知りたい際にはぜひ試してほしい。


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