絵画からイメージ作曲2021.12.17(95)
「ジョヴァンナ・デリ・アルビッツィ・トルナブオーニの肖像」ギルランダイオ 1489年
この時代の肖像画は、
表情がまったくないものが普通。
感情を外に表現することは、
はしたない事と思われていたのでしょうか?
淡々と時が流れる感じのニ短調になりました。
この見事な板絵は、15世紀フィレンツェの肖像画の素晴らしい作例。当時の画家は古典の指針に従っていました。体のプロポーションは理想化される一方、表情のまったくない顔は人物を伝えるためでした。すらりとした首や体の形をつくるラインと、無表情で完璧な顔つきの両方で明らかです。この半身の肖像では、モデルは厳格な横顔で、腕を曲げ、手を握っています。
デイリーアートより