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絵画からイメージ作曲2022.8.24(345)

「凸面鏡の自画像」パルミジャニーノ 1524年

21歳のときに描かれた作品。
不思議な自画像です。
ルネサンス期から新しい時代への橋渡しをした。
いつの時代も若者の、とらわれない発想が時代を変えていく。


天からの啓示のニ長調になりました。

パルマ出身のこの画家は、16世紀前半のイタリアで最も革新的な画家の一人だとみなされています。なぜか? 答えは簡単で、パルミジャニーノの作品が、ルネサンス期からマンネリスム期への遷移を引き起こしたからです。“人間というよりも天使のようだ”というのは、ジョルジョ・ヴァザーリが1568年の著作『芸術家列伝』で記したパルミジャニーノの説明ですが、今日の絵で、21歳の画家は自分自身を鑑賞者へまさにそのように見せています。画家の手(右手に見えますが実際は左手)は歪みながらも、前景で印象的に引き伸ばされて描かれていますが、頭部は凸面鏡の光学効果の影響を受けずに描かれています。背景のむき出しの工房は理髪師の鏡に映っていて、それはこの時代にはすでに流行遅れでしたが、画家はそれを使ってここで仕事をしていました。もう一つ独創的な部分は、絵の最も右端に見える金色の額縁です。それも、ちょうどパルミジャニーノのイーゼル上で制作されていた、この作品の一部なのです。
デイリーアートより

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