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猫舌堂のスプーンの優しさに包まれて

【今日のむすび008】

最初見た時は、いわゆるお洒落なスプーンだなって。

だけど、使ってみてわかった。
なんというか優しさに包まれているような。
そんな不思議な存在。



昨日レポートをした、お弁当・お惣菜大賞優秀賞のサミットの焼きおむすび茶漬け。

アツアツの焼きおむすびに鰹のだしを浸み込ませて、それをスプーンですくって食べる。
いやあ、うまかったなあ。



このおむすび自体の美味しさもそうだけど、実はこのおむすびを美味しく食べられたもうひとつの理由があった。


それは・・

食べるときに使った、猫舌堂の「iiSAZY」という名前のスプーンの存在。




猫舌堂とは


がんや麻痺などによって食べることに苦痛を経験した方々が、食べる喜びを取り戻すきっかけを作りたい。そんな思いから看護師やがん経験者のメンバーによって猫舌堂はオープンしました。

その一貫として、オリジナルカトラリーの制作に至ります。猫舌堂ではオリジナルカトラリーの他に、がん経験者やその家族などが情報交換できるサポートコミュニティを通じて、新しい価値で社会をUP DATEしていきます。猫舌堂はがんと共に生き抜くために一緒に体験しながら食のバリアフリーを目指しています。



がんや麻痺などで食べることが辛くなってしまった方に、食べることへの喜びを取り戻してもらえるようにと、開発されたスプーンだ。
同じ境遇の方がデザインして作ったということをピアメイドという言葉で表している。


見た目は本当にスマートでお洒落なスプーン。
でも、凄いのはそこだけではなく、その誰にでも使いやすいように設計されていること。


しっかり持つことができない方にも持ちやすく、すくいやすく、口唇に力が入らなくても食べやすく、口元を汚しにくい。

しかも、すくうだけでなく、切ったりつぶしたりといろいろ使い勝手がいい。

病気の方だけでなく、小さな子どもからお年寄りまで、みんなが使える設計になっている。これって結構凄い!




温かい気持ちが伝わってくる


さらに、この猫舌堂には素敵なところがある。
それは、機能面の素晴らしさにプラスして、人を繋ぎ、人を惹きつけるような活動をしていること。



がんサバイバーやその家族をつなぐコミュニティ活動をされたり、その活動がさまざまなメディアでも取り上げられたりしている。

自分の周りにも、がんサバイバーの方や高齢で嚥下に困っている方もいるので、そういった活動があることはなんか嬉しい。


以前オンラインショップで購入した時のもの。
お洒落なパッケージやパンフレットと一緒に、手書きのメッセージまで入っててびっくり。
でも嬉しい。



スプーンやフォークって金属だし無機質なものだから、本来冷たいイメージがある。
だけども、この猫舌堂のスプーンは、人の温もりや思いみたいなものが詰まっていて、使う方も温かい気持ちになれる。



自分の活動のテーマは「むすぶ」
この猫舌堂のスプーンみたいに、温かさや優しさを忘れないようにしていきたいなと。

もし、みなさんの周りでも、食べることに困っている方がいればぜひ!
贈り物としてもいいかもしれません。
(そうでない人でもお洒落で食べやすいカトラリーとして使えます。自分も普段はヨーグルトを食べたりで使ってます)




今日もむすび良し!



ちょうど1年前にも、このスプーンでだし茶漬けを食べてました!


ラベンダーリングという素敵な活動も知りました。


最後に

猫舌堂の顧問をされていた荒井里奈さんが今年の1月にお亡くなりになりました。以前、オンラインでお話をさせていただいた時の優しい笑顔が忘れられません。

謹んで哀悼の意を表します。



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ハスつか
ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!

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