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ひとりインプット奴隷合宿をしようとして、うまくいかなかった話

概要


インプット奴隷合宿の詳細については、各自検索をお願いします。
私の解釈は「なるべく多くの本を読むためだけに、宿泊すること。酒と温泉があればなおのことよしとされ、電波がはいらない温泉地であればそれにこしたことがない」という概念です。提唱者はゆる言語ラジオの水野さんだと思っています。

場所

 北海道札幌市 定山渓 カプセルホテルみたいな個室も提供しているホテル。
   創業4年?

時間

 正月あたり二泊三日

参加人数

  一人

 持って行かなかった。理由は後述する。

動機


旅行の第一目標は、暇すぎる正月休みを潰すこと。
10月ごろには部屋を予約した。
定山渓の某ホテル内書店に興味があること、近隣ホテルの公式HPの理念が素敵だったことでホテルを決めた。一人旅に迎合的なようにも見えた。
過ごし方を「インプット奴隷合宿にできるじゃん」ってなったのは後付けともいえる。

本選び


私には積読がない。
部屋選びを安さ優先で探したため、カプセルホテル的な室内を選んでいた。
そのため、本を詰めたスーツケースを入れるロッカールームが必要な訳だが、情報が得られなかった。
※ロッカールームはない。
カプセルの下にスーツケースを滑り込ませられるか?といった塩梅。
端の客はスーツケースを立たせていたが。

そのホテルにはラウンジという名の図書館があり、以前中断していた本がそこに所蔵されているの知った。そこで本を読み進めることにした。
近隣に関連グループのホテルがあり、本屋がある。
読み切ったとしても、そこで追加で買えばいいと思っていた。

結論から言うと、お気に入りの本屋で爆買いしたほうがよかった。
一般開放では本屋は4時間しか開いていない。一泊目は吹雪で外に出る気力を失った。正月の定山渓は、歩道が消滅する。二日目に訪問したが、欲しい本がなかった。

携帯との距離感


携帯の充電器を忘れた。
我慢すればいいやと思って買わなかったし、フロントに声もかけなかった。
残り50%。帰り道、万が一予約バスに乗り遅れたらYahoo乗り換えで検索しなくてはならない。常に電源は切っていた。
真の読書家は青空文庫を開くのだろうが、いまいち読みたい本がない。

携帯の電源を切っているため、ラウンジでの読書がまあ進む。
その一方、スマホ依存症なのでどこか不安な気持ちになった。
仕事を納めた後、高熱を出したので日記を書いていなかった。
目当ての本を読み切った後はひたすら日記を書いた。

過ごす時間の割合

二泊三日で読書できたのは8時間だ。
そこのホテルは酒類の提供が16時以降、公式HPによると吐いたら5,000円フロントに迷惑料?として払う。
酒をプッシュしている一方で、酔っ払いに手を焼いているのが推察される。
施設のルールのおかげでお酒を飲む時間と、読書の時間は明確に分けられた。
温泉も宿泊客は常時入れるわけでもない。
露天風呂付き客室を予約するべきだったと、悔やんでいる。
ちなみに昼ごはんのために、外出兼観光せざる負えない。

反省


今後、インプット奴隷合宿をするとしたら、下記項目を大切にしたい。
インプット奴隷合宿を優先順位一位にして、ホテルを選ぶ。
 
隣駅のビジホで合宿するのが本当は交通のストレスから逃れられるのだが、それだと刺激とときめきが足りない。
・露天風呂付き客室を選ぶ。
・充電器を忘れない。
・ケチらずに本をわんさか買う。

余談


下記はあんまりインプット奴隷合宿と関係ない話です。

今回の旅行は色んな事を初めて経験した。
・正月に一人で知らないホテルに宿泊する。
・一人焼肉
・ホタルイカの沖漬けを食べる。
・カプセルホテルっぽい部屋に泊まる。
(番外編)
・苦手なイカの塩辛を食べる。

裏テーマは「苦手な食べ物に挑戦する」なんじゃないかと目を疑う過ごし方である。
ホタルイカと抱き合わせで勧められたお酒と合わせると大変おいしかった。
一人焼肉もスマホのストップウォッチ機能を多用することを勧められたが、上記の通りスマホを使えない身である。腕時計で測った。
ごはんと汁ものはあったかいうちにかっこんだほうがいい。
私以外にも、一人で宿泊している人は居たようだ。
夜に一人で20時に焼肉を食べているのは私だけだったが、「山ノ風マチ」で食べていたのかもしれない。

どうにも旅行の移動が不安で仕方がない。
この手段がつぶれた時のリカバリーどうしようと、三つくらい携帯にメモしていた。
行きはカップルがうるさかったので、貴重なバッテリー5%を使って積読チャンネルを聞いた。
帰りは安心してゆるコンピューター科学ラジオを聞いた。

今さっき、「欲しい本がない」とはもう読書が趣味になっていない証拠ではないのかと思った。思い直すとゆる学徒コンテンツで紹介されていた本であれば、買っていただろう。

ちなみに昼食探しも、インターネットを使わなかった。
ザ・観光地みたいなパン屋さんでバーガーを食べた。

ホテルに置かれているビラの地図を見ながら歩いたが、迷子になった。
「旅籠屋」を背面に左手にあるけば「山ノ風マチ」にたどり着き、右手に歩けば「本屋」に行ける。


私の宿泊したホテルには感じのいい店員さんが二人いる。
初老の男性の店員さんは、一人でうろうろしている私の顔を覚えてくれたらしい。机までおつまみを運ばせてしまって申し訳ございません。
ありがとうございました。


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